2012年6月17日日曜日

パソコン弐号機購入(その5)


さて、CPUとクーラー(リテール版)を取り付け、次はいよいよディスクドライブである。
システムドライブはSSD120GB、 ADATA製のS510(SATA 6Gb/s)だ。しつこいようだが転送速度は今使っているパソコンの SATA 3Gb/s の2倍に違いないと、自分の中ではもはや疑う余地すらない心理状態である。

しかし、持った感じがヤケに軽いのが気になる・・・・大丈夫なのか・・・イチモ、ぁぃゃ一抹の不安が脳裏をよぎるが、案ずるより産むが易し(←微妙に誤用?) 取り敢えずケースから出してみよう。

内容物はSSD本体、3,5''ベイ用のアルミニウム製マウンタ、取説、ビス類と、ありきたりの内容ではあるが、取り敢えずマウンタがあるのは嬉しい。

前述の通り筐体が無いのに、なぜ?と思われるかも知れないが、筐体がなければSSDは当然テーブルか棚か床に直置きとなる。
私の部屋はおおよそ電子部品にとって優しいと言える環境ではない。塵埃の類ならまだしも、場合によっては金屑や針金など、電子部品にとって非常に危険なトラップ系アイテムがてんこ盛りだ。ここに設置されるにあたり、彼ら電子部品たちには願わくばそれらから身を守るための何かが必要なのだ。そしてマウンタがあればわざわざそれを探したり作ったりする必要もない、むしろ筐体がないからこそマウンタがありがたいのだ。

さて、SSD本体をマウンタに取り付けるだけでは当然つながらない。で、肝心のケーブルをどこに接続すればいいのかとマザボに目をやると、それらしい端子が並んでいる。右の方にSATA6GB_1 ~_4 までの文字が見て取れ、残りの端子は3Gと記載されている事から、どうやら6GB/sに対応しているのは右の4つであることはほぼ間違いない。そこまでは私にでも分かる。
しかし、では、この4つの内のいったいどれに繋げば一番速いのか、それともどれにつないでも同じなのか、ここが問題だ。。。

マニュアルにざっと目を通してみると、画像右端のネイビーブルーの端子が「Marvell」、その左隣りの白い端子(、マニュアルではグレーと表記されている)が「Intel」だそうだ。「Intel」がメーカー名であることから、恐らく「Marvell」もそうであろうことくらいは想像に難くないが、素人の私には余り馴染みのない名前ではある。で、取り敢えずは安全策?と言う事で、大きな勘違いをしている危険性があることには目をつむりIntellの端子へ繋いでみることにした。
さて、ここで再び選択肢だ。マザボに付属のケーブルにはプラグ部分が白いタイプ黒いタイプの2種類ある。果たしていったいどちらに繋いだ方が速いのか、それともどちらでも同じなのか。。。はたまた間違えた方に繋ぐと認識しなかったり、最悪の場合は故障したりするのかしないのか。。。しかも、コネクタの片側は先っぽが直角に折れ曲がっているぞ。。。(-''-;)
マニュアルを見ても記載は無さそうだ。この程度の事は常識的に判断しろと言わんばかりではないか。しかし、PC今浦島な私には当然最近のPCについての常識など無い
で、必然的に根気よくあれこれ調べるハメになるのだが、そうしている内にふと、黒い方のケーブルのプラグ部分に、老眼の初期症状が認められる私の目でかろうじて判読できる程度の文字で、ASAPと刻印されている。ただ、これだけではこのケーブルが6Gに対応しているかどうか分からない。

てか、そもそもASAPって何? 以前勤めていた会社の設計担当に「あさピー」なる変わり者はいたが・・・そう言えば、ASAPなる略号?を「できるだけ早く」みたいな意味で使う種類の人たちもいたりする。気取った感じだが、さてはこのケーブルを作った人たちもその一味で「転送速度をできるだけ早く (速く?) 行おうと頑張るケーブル!」的な思いが込められているのかも知れない。← (ヾノ・∀・`)ナイナイ




思い悩んでいてもしかたがない。案ずるより(以下略)今度はもう一方の白い方に目をやってみる。と、そこにはこれまた老眼・・・【中略】・・・分かる程度のサイズで、しかしはっきりと「SATA6GB/s」と刻印?されている。
何が違うのかはさておき、ここまでさり気なく親切に記載されているのだ。せっかくだからお言葉に甘えさせて頂くとしよう。これでダメなら差し替えるだけだ。壊れたら壊れた時、ここは思いっきりが・・・と言うほど大した事ではないか・・・。
えー、まさかこれを読んで接続方法の参考にする人などいないとは思うが(←ほんと、やめてください)、後でダメだった時の為にまとめておくと、取り敢えず白い方のケーブルSSDとマザボの白っぽいコネクタとの接続に、黒いケーブルは3TBのハードディスクとマザボの水色のコネクタに繋いでみた。

で、ケーブルの端が直角になってる側をマザボとSSDのどちらにつなぐかという問題だが、これはマザボ側のジャックが2階建て?構造なので、ここに直角タイプをつなげてしまうと下の段が使えなくなる。よって必然的にSSD側につなぐこととなった。
こういう時に使う慣用句の様なモノが思い浮かばない・・・習うより慣れろ・・・少し違う、聞くは一時の・・・更に離れたか・・・まあそのうち出てくるだろう。

因みに、マザボ、ケーブル、そして前述のマウンタに取り付けたSSDを全部つなげるとこんな感じだ。

SSDは、前述の通りケーブルがコネクタから直角に真下に出ているため、コネクタ側が宙に浮いてしまう。当初イメージしていた「直置き」とは少し違うが、そこはかとなく微妙なお茶目感を醸し出していて、まあこれも一興というものだ。

そうだ、思い出した。慣用句。 案ずるより産むが易し・・・うーん(ーー;)・・・確かにこれだが、何かしっくり来ない。無駄に慣用句を使うのはやめよう。

マザボに繋げられそうなめぼしいモノは、あとUSB3の端子と電源ユニットくらいだろうか。
先ずはUSB3端子を繋いで見ることにしよう。

しかし、ここでまた一つ問題が発生した。マザボについてきたUSB3コネクタはリアスロット用のブラケットである。。。ケースのない状態で、こいつを一体何のどこに固定すればいいというのだ。。。取り敢えずぶら下げておくか。。。。こういうのを世間では「問題の先送り」と言うのかもしれない。

ぉぃくんが問題を一つ先送りした。経験値が1下がった、そんな気分だ。

さて、次はハードディスク・・・と行きたいところだが、まず待てまず待て、ここは一つ落ち着こうではないか。急いては事をし損じる、だ。
また無駄に慣用句を使った気もするが、まずはSSDだけでOSをセットアップして、しばらく様子を見る。そうした方が不具合が出た場合の問題の切り分けが楽だからだ。
このあたりは20年前にSEっぽい事をしていた経験が活かされる数少ないシチュエーションの一つだ。

よって、次はいよいよ電源ユニットだ、誰も期待はしていないと思うが、さりげなく次回予告をして、今日の所はこの辺で筆を置くとしよう。

パソコン弐号機購入(その4)

さて、運命の岐路をケース無しの方向に進むことにした私は、何かを決意したかのようにおもむろにCPU、intel i7-2700K を取り出した。左のちっこい方がそれだ。
因みに右のでかいのはリテール版(製品付属の純正部品)のクーラーである。もちろんCPUクーラーはこれとは別に製品版を購入しているが、取り替える前にこいつでいったいどの程度CPUの発熱を抑えられるか、CPUの温度を上げるプログラム、たとえば Super pi とか 午後のコ~ダ の 耐久ベンチ あたりで、熱平衡状態になるまで稼動させて試してみるのも一興であるし、製品版に交換したときの有り難みも実感できるというものだ。


さて、何度か書いているが、もう十年以上パソコンから遠ざかっている私だが、そんな今浦島な私にとって、CPUの底に針状の突起がないことは結構センセーショナルな現実だった。端子が全部ぺったんこなのだ。てか、むしろなぜ最初からこうしなかったのか! 最初っからこうしてくれてさえいれば・・・そうあれは今から十数年前・・・差し込む時に端子を曲げてしまって愕然とすることもなかったし、その後イヤな汗をかきながら爪楊枝でそっとピンを修正する羽目にもならなかったと言うのに・・・。

まあ、済んだことを今更とやかく言っても始まらない。時間の無駄である。そう自分に言い聞かせつつマザボのソケットに目をやる。

こっちは差し込む必要がない以外は往年のセット方法と同じだ。このあたりは何も変わっていない。冷静さを取り戻しつつCPUをそっとソケットに固定してみる。

当たり前だが、ぴったりだ。もちろんピンを曲げてしまう心配もない。この当たり前の安心感はおそらく本当の地獄を味わった者だけにしか分からないだろう。













最後に、リテール版クーラーをセットする。
見たところ樹脂製のピンを差し込むだけの様だが、どんなに単純に思える作業でも、いや、それが単純であればあるほど、掘られた落とし穴は深いと言うことを経験的に学んでいる私にとって、念のために説明書の当該箇所を確認するのはごく自然な行動であろう。
・・・ふっふっふっ、思った通りだ。最後にピンの頭を回転させて固定すると書いてある。これに気がつかず、危うくそのまま使って人生を棒に振る人々はおそらく後を絶つまい。ふぅーっ、くわばらくわばら・・・。
仕上げは、ファンの電源ケーブルをマザボのCPU_FAN端子に繋いで終わりだ。


 さて、次はメモリーだ。GeIL社製の BLACK DRAGON PC3 12800 8GB、名前からして、凄そうではないか。しかもそれを大人買いした4枚である。箱から取り出すと、金色の塗料で表面になにやらデザインが施されている。

ブラックドラゴンなだけに、よく見ると龍である。

とりあえずは、かっけぇーっ。

ただ・・・、いや、かっけぇーのは確かだ。しかし・・・通常は暗いケースの中で、主役であるCPUの隣に脇役として目立たず控えめに、ひっそりとたたずむべき立場のメモリーに、こんなデザインを施す必要があるのか。
さては、私のようなケース不要論者達へのサービスか。。。そうだ、そうに決まっている。

根拠のない自信に背中を押されるような錯覚に陥りながら、何はともあれ8G4枚をすべて差し込んでみた。

何度も書くが・・・いや、何度でも書くが、大人買いしたメモリーは圧巻だ、いや荘厳とさえ言える。これをケースで隠してしまうなんてもったいない気さえする。ここでもケース不要論の正しさが証明された分けだ。

ァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、

2012年6月15日金曜日

パソコン弐号機購入(その3)

パーツがすべて揃ったところで早速組み立ててみよう。
とその前に静電気対策。これを怠ったがために高価な電子部品をジャンクにしてしまった例を以前どこかのブログで読んだことがある。ジャンクにならないまでも、パソコンの調子がどことなく悪くなる度に、原因の切り分けで毎回ハードの静電気による不具合を意識してしまうことになる。メンタルな面で非常に負荷がかかるのである。

まあ、静電気対策といっても大したことはしない。ジャージや靴下やらとにかく帯電しやすい衣類を脱いで(できれば裸かパンイチになって)、水道で手を洗ってくるだけだ。もちろんその後しっかり水気をぬぐうのは言わずもがなである。



静電気対策が終わったところで、まずは土台となるマザボを箱から慎重に取り出してみた。ブルーが基調のなかなか精悍なフォルムではないか。
中央にはLGA1155のCPUソケット、その右に最大32GBのキャパを誇るメモリスロット、左側にはPCIeスロットを始めとする拡張スロット群が荘厳に並ぶ。




付属品はSATA 3ケーブル☓2、SATA6ケーブル☓2、SLIブリッジコネクター?、スイッチ類コネクタ用アタッチメント、リアコネクタ用のカバー、リアスロット用のUSB3ブラケット、マニュアル、そしてサポートCDだ。

手前に目をやるとASUSのロゴが目も鮮やかな、おそらくはオンボードGPUのヒートシンク。まるで新車のようにフィルムが貼られたままだ。たまに買ったばかりの品物のフィルムを剥がさず大事に?使う人がいるが、私はこういうのはとっとと剥がすタイプだ。
グラフィックカードPalit NE5X56001142-1140F も同時購入したが、暫くの間は、このオンボードブラフィクスのみで動画やら3Dゲームやらに興じながら、一体どの程度まで実用に耐え得るか試してみるつもりだ。


オンボードグラフィックスのすぐ右には SATA 6Gb/s の刻印が見える。転送速度は今使っているパソコンの SATA 3Gb/s の2倍だと、自分の中ではもはや確信して疑う余地すらない(勘違いしてたらごめんなさい)。こいつが120GBのSSDと3TBのHDD(もちろん双方とも6Gb/s対応)の性能を余すところ無く引き出してくれるに違いない。そんなことを考えながら、気味の悪い薄ら笑いを浮かべている自分に気づいた。






他にも見慣れないがきっと素晴らしい機能に違いないと思われる数々の刻印が・・・おそらく今私はかなりうっとりしているに違いない。それはもう他人様はおろか家族にさえとても見せられないくらいにだ・・・駄目だ・・・やばい・・・


(人´∀`).☆.。.:*・゚


私はそっとマザボに手を伸ばし、人差し指でそのヒートシンクの神々しいまでに洗練された曲線をツーとなぞりながら、二の腕に鳥肌がボワボワ立ちまくるのを感じた・・・もはや自分で自分がキモい

さて、賢明な皆さんならすでにお気づきのことと思うが、これまで私はあえてケースについては一切触れてこなかった。実は購入時には全くケースのことなど考えていなかった。いや考えていなかったというのはこの場合妥当ではない。最初っから買うつもりなどなかったと言った方がより的確な表現であろう。
だいたい、ケースがあるからケースファンが必要だし、ケースがあるからエアフローを考慮してケース内のパーツの配置やフィン、果てはケースないファンなども考える必要が出てくる。ケースがなければすべて解決するではないか。

では、この愛すべきマザボを、いったい何のどこに固定すればいいと言う疑問が残るだろうが、半世紀近くもヒトと言うものをやらされていると、多少の細かいことなどは大して気にならなくなってくるもので、とりあえずは机の上で組む予定にしている。・・・え、ホコリ対策? だいたいホコリについてもケースがあり、ケースファンを回すから吹き溜まるのだ。ケースもケースファンもなければ、おそらく茶の間の卓袱台の上程度のホコリの量しか溜まらないはずだ。ましてや世の中にはホコリ除けになる様なものなどいくらでもある。
【もうすぐ子供の物になる予定の今のPC】


ここ十年ほどでめまぐるしい発展を遂げたパソコンに引き替え、私はというと財務分析やらデータ分析やらの日常ほとんど使うことのなさそうな知識ばかりが培われ、今に至っては構造計算などという、非常にマイノリティな業務に従事している。そんな私ごときが恐れ多くも最新の、しかもどちらかと言うとたぶん高性能な部類に入るパソコンの自作にチャレンジするのである。一筋縄ではいかないのは想像に難くない。試行錯誤の繰り返しになることは火を見るより明らかだ。おそらく設定を変えては戻し、パーツをつけては外しの繰り返しになるだろう。そもそも、今使ってるこの使い慣れたパソコン【左図参照】でさえ、ケースはいつも開けっ放しである。





それならいっそケースなどない方がずっと潔いではないか。

ァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、


つづく

2012年6月9日土曜日

パソコン弐号機購入(その2)

さて、注文した品が届いたわけだが、通常このような場合は

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

と言うリアンションでいいのか。

まあとにかく北、いや、来た。

早速梱包のダンボールを開けてみると、蟻の這い出る隙もないほどびっしりと、まるで精巧な組み木細工のような風情を醸し出しているではないか。いわゆるすりきり一杯、東北で言うところの「もっきり」である。

読んでいるヒトにはどうでもいいことかもしれないが、一応説明すると、下の表のイッサイガッサイをドスパラで一括注文、合計117,410円のお買い上げとなるわけだが、ドスパラポイント(正式名は知らない)1,175円分が漏れ無く付いて来るので差し引き116,235円の出費である・・・ハァ。
窓辺ななみちゃん・・・もといOS(Windows 7 Ultimate)が19,245円ソコソコだったので、合計135,480円ソコソコ、まあ奥様に稟申させて頂いた15万円の予算は余裕でクリアできている・・・というか、後14,520円何か買えるぞ! ψ(`∇´)ψウケケッ


ドスパラで購入した品目
品名 モデル 単価 数量 金額
電源装置 CENTURY Super Flower-850P14XE 14,980 1 14,980
CPUクーラー ZALMAN CNPS9900MAXB 6,570 1 6,570
CPU Intel Core i7-2700K BOX 26,980 1 26,980
グラフィックカード Palit NE5X56001142-1140F 15,990 1 15,990
HDD(内蔵) SEAGATE ST3000DM001 14,480 1 14,480
SSD ADT S510 AS510S3-120GM-C 10,470 1 10,470
メモリ Geil Black GB316GB1600C10DC 12,480 2 24,960
ゲームパッド ロジクール Rumble Gamepad F510 2,980 1 2,980
ポイント ドスパラポイント -1,175 1 -1,175
合      計 116,235



で、ここからはさらに読んでいるヒトにはどうでもいいことだが、早速ダンボールから取り出してみた。
まずはCPU、インテルi7-2700Kである。クアッドコア8スレッド3.5GHzインテル製のパソコン用CPUの中でも比較的ハイエンドな部類なだけあり、さすがにソコハカとなく風格のあるファサードではある。ただ、パッケージの印象からはあまりスピード感が感じられないのは私だけであろうか。
まあ、「ハイエンドな」と言う形容詞に「比較的」と言う副詞が付くことに違和感を唱える方がいるかどうかは知る由もないが。。。












さて、次にマザボだ。
色々と規格をクリアしたり何かを受賞したっぽいマークが並んでいる。さながら実績を残した軍人の胸に並ぶ勲章の数々といったところか。「源さん」の字が少し眩しい様に見えるのは気のせいであろうか。

このマザボは、基本的な性能はもとより、オバクロ(オーバークロックの俺様流略語)に関する自由度と耐久性と言うポテンシャルに期待をかけたいところだ。






そして大人買い(8GB☓4枚)したメモリー。
BLACK DRAGON と言うだけあって、パッケージに印刷されている黒い龍のシルエットが渋い。
これを眺めていると、もしかするとメモリーは性能よりかっこ良さで選ぶ時代になりつつあるのではないか、と言った錯覚にさえ陥りそうになる。










SSDはADATAのs510。画像では伝わらないのが残念だが、驚くほど軽い。ぃゃ、軽いとは想像していたが、本当に商品が入っているのか、と少し不安になるくらいの軽さだ。
HDDと比べた時の、その圧倒的な読み出し速度(と想像している)とは裏腹に、パッケージはそこはかとなく落ち着いた面持ちだ。幼い頃から感受性の強い子だと言われて来た私(←嘘っ)は、内に秘めた何かをひた隠す為に努めて平静を装っている様にも見えなくはない。
というか、現時点ではまだただの外観レポートで、そのくらいの事しか書くことがないだけなのだが、わざわざこんな辺境のブログを読みに来ていただいている方には心苦しい限りである。



さて、次はHDDだが、こちらはパッケージではなくいわゆるプチプチに包まれてそのまま梱包されていた。少し大きめのプチプチなのでさしずめブチブチといったとろこか、、、とナニゲに昭和な記述をしてみる。(再三申し訳ございませぬ。)
スピードでこそSSDには太刀打ち出来ないが(←たぶん)、その3.0TBの大容量は動画やらなんやらを保存するのにも暫くの間は全く容量を気にせずに済みそうだ。たとえ二十何時間テレビを高画質で録画しようと、きっとそよ風のようなものに違いない。







内袋には「シーゲイト正規代理店保証」のシールが貼付されている。言葉の響きから想像するに、保証内容がメーカー保証ではなく、代理店保証と言うような意味ではないかと思うが、正確なところはよく分かっていないい。とりあえず、こいつをSSD(システムドライブ)のバックアップと、静止画、動画、音楽ファイルなどの保存用として使うつもりである。









次に電源ユニットである。
すりきり一杯にもっきりと詰め込まれていたダンボール箱の中で一際目立ち、まるで満員電車に横綱が乗っているかのように最も容積を専有していたのがこの電源ユニット
噂ではあの「青色発光ダイオード」により、四方八方にライトブルーの光を放ちまくるらしい。灯を入れるのが楽しみである。









電源ユニットの次に容量を占めていたのがこのザルマンのCPUクーラー。もちろんCPUにもリテール版クーラーが同梱されてはいるが、なにしろCPUはKの字付きで上限知らずのi7-2700Kである。しかもマザボはその性能を(たぶん)ふんだんに引き出すP8Z68-V PRO/GEN3と来た日にゃオバクロ(オーバークロックの俺様流略語)した時の発熱量たるや新型インフルエンザの比ではないだろうと睨んでいる。

ただし、私は最初から装着したりはしない。まずはCPUに付属のリテール版クーラーを使うのも一興と言うものだ。スーパーπか何かのベンチマーでCPUに高負荷をかけて、一体どの程度まで温度が上がるのかを冷静に、いや、冷徹に観察したい・・・ヒヒッ・・・ どうだ、熱いか、だったら熱いと言ってろ・・・

そしておもむろにこいつに換装する。・・・ヒヒッ・・・今度はどうだ、涼しいのか、嬉しそうな顔(以下自粛) で、じっくりとこいつのアリガタミを噛み締める作戦である。ふっふっふっ・・・。


さて、いつのまにやら性能より箱の大きさにテーマが移りつつあるが、そういう意味ではこいつの大きさも意外と侮れない。
ンビディア(←読み方知らず) GE FORCE GTX 560。
VGA、HDMI、そしてデュアルDVI。
ただし前出のCPUクーラー同様、私は最初から装着したりはしない。ふっふっふ。一応マザボにもおまけのGPUが付いているのだ。最初はそれを使うのも一興と言うものだ。FF XIVか何かのベンチマーでGPUに高負荷をかけて、一体どの程度実用に耐えるのかを冷静に、いや、冷徹に観察したい。


そしておもむろにこいつを装着する。で、じっくりとこいつのアリガタミを噛み締める作戦である、とプチデジャヴュなレポートで恐縮する。




えー、最後になったが、「ゲームなどしない」などと豪語しておきながらゲームパッドをこっそり忍ばせているのは内緒である。

まあ、これについては多くは語るまい・・・。

次回はいよいよ組立について報告する予定である。

2012年5月30日水曜日

パソコン弐号機購入(その1)


さて、OSが窓辺ななみたん・・・もとい、Windows7 Ultimate のDSP版に決まったところで(というかすでに購入済み)、次はいよいよハードである。パソコンには主にデータ分析やらシミュレーションを強いている私にとってグラボやらサウンドカードは二の次。まずはパソコンの心臓部であるCPUだ。演算処理重視ということで「ぱんっ♪ぱぱぱパンっ♬」でお馴染みのインテルでも比較的上位に位置するi7-2700Kを選定。
このシリーズはオーバークロックの手法の一つ Turbo Boost 2 と言う(実に昭和なネーミングの)機能を有しているが、後ろに「K」が付くモデルはその上限までもが解除されているとのこと。・・・えっと、実はよく分かっていないが、たぶん車で言うリミッターを切った状態の様なものだろう・・・まあ、とにかく、そこはかとなく演算処理が速そうではないか。

次に、パソコンを買う上でぜひとも抑えておきたいのはマザボ。CPUばかりが良くても意味はないが、マザボばかりが良くてもまた然り。大切なのはトータルバランス。これは私の持論だが「一番性能の低いパーツの性能が、そのパソコンの性能」なのだ。(←多分違う;;;)

格差婚にならないように、i7-2700K君に見合ったマザボちゃん、要するに「Kの字」を余すところなくふんだんに、隅から隅までづづづぃーと舐め尽くすようにそのポテンシャルを引き出すマザボを探そうとウェブで色々検索しているとすぐに、ASUS P8Z68V Pro/Gen3 ってのに行き当たった。
i7-2700Kと組み合わせたレビューがあるくらいだから、たぶん相性も悪くはないはずだ。レビューの内容を読む限り、一通りの機能は網羅されており、自作ッカー(パソコンを自作する人)たちの間でもソコソコの評判らしい。

目新しい(単に自分が聞きなれないだけだが)機能としては

1.ハードディスクのインターフェースが SATA 6Gb/s
今使っている初号機が3Gb/sだから、おそらく2倍の転送速度ではないかと淡い期待を抱いている。
2.高精度オーバークロックチップ搭載
多分Kの字と組み合わせると威力を発揮するに違いないと一人ほくそ笑んでいる。
3.CPU内蔵GPUをオーバークロックする「GPU Boost」ツール
どのみちグラボは購入する予定だが、それまでのつなぎにはなりそうだし、次の機能との相乗効果も期待できそう。
4.LucidLogix Virtu
CPU内蔵GPUとビデオカードのGPUをリアルタイムで切り替えてパフォーマンスと省電力を両立するらしい。
因みに型番の最後の「Gen3」は新しいPCIeの規格に対応しているという意味で、ネット上では「玄さん」などと呼ばれて親しまれているようだが、2012年5月現在、一部高性能グラボを除いて対応している周辺機器はまだほとんどないらしい。

さて、マザボが決まったところで次はメモリーである。このマザボは DDR3 2200(O.C.) [PC3-17600] までをサポートしているとのことだが、なんのことだかよく分からない。とりあえずぐぐってみると DDR3 と言うのは規格のことでハイフンの後ろの数字はスピードのようなものらしい。(O.C.)は決して中途半端に驚いている時の顔文字ではなく、オーバークロックした時にその値まで対応できるという意味だと思うのだが詳しい事はよく分からない。さらに、[ ] 内の文字は別名らしい(-''-;)。。。←これは顔文字
何はともあれ、詳しい人のブログやら価格.comのクチコミやなんかを読む限り、数字が多少上がっても実感できるほどの効果は期待できず、むしろ全体のメモリー容量を増やした方が、ハードディスクを読みに行く時間が減るので、PC自体のパフォーマンスは上がるだろう、と言うのが一般的な見解のようだ。
で、ネット上の評判と予算を見比べてGeIL社(なぜかeだけ小文字)のBLACK DRAGON GB316GB1600C10DC DDR3 1600[PC3-12800]の8GB2枚セット2つ、このマザボの限界である32GBまで目一杯積むことにした。いわゆる大人買いである。(`◇´)ウケケッ
パッケージもなんとなくカッコイイ♪


メモリーも決まったところで、次にハードディスクだが、最近は磁気記憶ではなくメモリーのようなものに記憶させるフラッシュSSDなるモノがハバをきかせだしたらしい。私がパソコンにそこそこ詳しかった一昔前のいわゆる「シリコンディスク」である(古っ!)。まだまだ高価であまり大容量のものが無かったり、書き換え回数に上限があったり、機種によってはプチフリ(書き込み速度が異常に遅くなりPCが数秒から数分間停止する)があったりするらしいが、こまごまと小技を使えばかなり有用とのことである。また、書き換え回数の件はテンポラリやらページファイルやらをRAMディスクに置けば良い、と言う事も紹介されていた。ここはせっかくメモリーを大人買いして32GBのセレブな容量にするのだから、こいつに物を言わせてRamDiskを併用しつつ、システムドライブは120GBのSSDに決定。機種は、プチフリしないことでそこそこ定評のあるADATAのS510、因みにSATA 6Gb/s(おそらく2倍の転送速度だと勝手に思い込んでいる)である。

ただし、動画やらアプリのCDやらのサイズの大きなファイルを何でもかんでもハードディスクに保存しまくる風潮がある昨今(俺だけ?)、120GBではなんとも心もとないのでHDDも購入することにした。プチフリやら書き込み回数の上限をカバーすることにも役立つかも知れない。
探してみるとこれがまた意外と安い!、3TBの7200回転の6Gb/s(もはや2倍の転送速度に違いないと確信している)が1万4千円台で買える。自分がパソコンにソコソコ詳しかったその昔、いやかなり昔は80MBでも5万円以上してたのに。。。その37.5台分に匹敵する容量でこの値段! これはもう3Tにするしか無い、いや、せざるを得ない。
まあ、今使っているパソコンとは互換性がない(32bit版XPは2.2TB以上は認識しない)のが難点だが、このパソコンはどうせ子供たちに譲るつもりなのでとくに問題はない。

さて、いよいよ注文という段になって、念には念を、でもう一度いろいろ確認してみたところ、電源ユニットを忘れていることに気付いた。危ないところである。確認してよかった。
この年になると自分の短所を理性でカバーできるようになるのだ。(←違っ)

で、まあ容量とケーブル本数がつなぎたい装置分だけあって、後は安定してさえいれば電源ユニットなんてどれも同じようなもの、と思っていたが、これが大間違い。安定しているかどうかは当然の品質で、今や各メーカーが省エネ方面でしのぎを削っているらしい。「80PLUS」と書いてあるのがそれで、リンク先を読んでもよくわからないがどうやら交流から直流に変換するときの効率の良し悪しらしい。
とりあえず80%以上なら80PLUSマークが付けられるようで、一番下のノーマークからブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナとなるに連れて変換効率が上がるらしい。
で、結局手頃なところでGOLDの中でも比較的安かったSUPER FLOWERのSF-850P14XE を選択した。今や性能では日本製を追い抜く勢いの中国製である。

さて、とりあえずここまででどうにかパソコンとしての挙動を呈することは確かだ。そして冒頭にも書いたように、今回のコンセプトはあくまでも演算処理重視である。
とは言え、やはりグラボがないとちょっとさみしい気はする。ぃゃ、決してただ単にパンヤゴルフを綺麗な大画面でスムーズにプレーしたい事だけが理由ではない。このマザボの真骨頂であるLucidLogix Virtu機能を満喫するにはグラボは必須である。かの民主党でさえ、マニュフェストを一切守らず消費税率を引き上げようとしているではないか、こんなアジアの片隅に住む一個人がパソコン購入の基本方針を人知れず変えたところで、誰かの人生が変わったりするであろうか。
と言うことで、とりあえずGEFORCE GTX560ってのを選択した。

これでほぼ完璧にマザボの機能を試せるはずだ・・・一瞬そう思いそうになったが、ふと、このマザボがkの字(インテルCPUでオーバークロックのリミッターが外されている感じのやつ)を意識して設計されていることを思い出した。

オーバークロックとはCPUのクロック周波数を上げて演算速度を早める行為だ。一回の計算にかかる電力はクロック周波数にあまり左右されない、つまり一定時間内の演算回数が多ければ、それだけ高い電圧をかける必要があるということだ。
そして、高い電圧をかけるということは、発熱量もほぼ比例して高くなるということだ。温度が高くなると当然CPUは誤動作を起こし、最終的には熱暴走して停止する。つまり演算速度を上げるためにはそれなりにCPUを冷やす必要がある、ということだ。
そしてインテルCPUには最初からCPUクーラーが付いている。いわゆるリテール版と言われるモノだ。しかし、オーバークロックは侮れない。リテール版クーラーではオーバークロックで発生する大きな熱量を発散させるのは難しいかも知れない。

よって、レビューやなんかで、手頃な値段で比較的冷えるCPUクーラー、ZALMAN CNPS9900MAXなるものを選定したのであった。

つづく。。。

2012年5月29日火曜日

窓辺ななみちゃん

さて、パソコンを買い換える決意を固めたのは先日説明した通りであるが、一口にパソコンと言ってもメーカーも性能も価格も多種多様、何をどう選べばいいものか皆目見当がつかない。ただ「どんなに必要であっても、予算以上のものは買えない。」と言うことだけは胸を張って言える。で、そこはかとなく名言のように聞こえるこの言葉を胸に、15万円の予算を奥さんに稟申したぉぃくんであった。元来安物買いの銭失いを自負してはばからない私からすればまさにキヨブタ(古っ!)と言わざるを得ない。ただ、まあ商売道具となると話は別で要はそいつでガンガン稼いで元が取れればそれでよし、である。


予算が決まったら次はどんなパソコンを買うかだ。十数年前まではイワユル社内SEとしてブィブィ言われていた私であるが、ここ数年は全く違う職種に就いていたため、最近のパソコン事情はほとんど知らない。で、とりあえずウェブで情報収集にイソシムことにした。

まず選定するのはOSだ。といっても基本的にはMicrosoft Windowsしか知らない私にとってはWindowsのどのバージョンにするかと言う選択肢しかない。で、早速webで検索する。しかし、広大なWeb世界の中でわざわざこんな片角の記事を読んでいるあなたなら分かると思うが、御多分にもれずついフラフラと寄り道してしまう。

いつの間にかyoutubeで竹島問題やら尖閣諸島やら石破さんの演説を見てしまっている自分に気づき
「まったくウェブって奴ァなんだっていつもいつもこうなんだ!」
心の中でそう悪態をつく。

「私はそもそも何を調べていたのか・・・」
あえて思い出そうとするでもなく再びリンクをたどり始めた私に、ここで運命的な出会いが訪れる。なんとWindows 7 Ultimate が、通常31,243円前後(2012年5月)するところをなんと!(緊張が続かないので文体変えます) 19,245円そこそこ(2012年5月)で購入できるではないですか!ちなみにUltimateって言うのはProfessionalやなんかより上のやつで、個人レベルで購入する場合の最高峰エディションらしい。

ビル曰く
Windows 7 のすべての用途に対応した強力な最上位エディション
※実際にビルが言ったかどうかは未確認。
なのである。

で、フツーのといったい何が違うかってーと、
  • 内蔵および外付けドライブのBitLocker データ保護!
  • DirectAccessによる社内ネットワークへのシームレスな接続!
  • BranchCache による、支社/支店からのネットワーク上のファイルへのアクセス時間の削減!
  • AppLockerによる無許可ソフトウェアからの防御!
  • 最後に多言語パック!
なのである、って書いてて思ったけど、professionalとの違いは殆ど無いかもしれない・・・。

まあ、いずれにせよどれも使わない様な気がする、てかむしろスキル的に使えません、ぇぇ。

えっと、ちなみにDSP版でUSB3.0PCIe I/Fボードバンドルです。しかもキャンペーン期間中かなんか(←未だによく理解できていない)でキーボードとマウスのセット付き!思わず「買い物かごに入れる」をポチっとやった後すかさず「購入する」をポチっとやっちまったのは言うまでも御座いません。(まったく俺って奴ぁせっかちでいけねえや Ψ(`▽´)Ψ うぇーっははは)

【ご注文しました】
なお、キャンペーンだからか何なのか、このWindows7 Ultimateは他のと少し違ってまして、、、これは大変言い難いことですが、ぢっゎMSらしからぬプロモーションキャラクター【窓辺ななみちゃんエディション】なのである!(*^ω^*)ぽ。 いゃ、決して「窓辺ななみは俺の嫁っ!」とか思っているわけでは断じてございません。あまり否定しすぎるとかえって疑われるけど、それを覚悟の上であえて否定させて頂きます。ただ単に安かったのがたまたま窓辺ななみちゃんだったというに過ぎない。ぃゃ、ホント(滝)

何はともあれ、数日後ななみたん・・・もとい、Windows7 Ultimate とキーボードとマウスとUSB3.0ボードが届いたのでサッソク梱包を解いてみた。
【Win7ウルティメイトのバンドル品USB3.0のPCIeカード】

内箱にオタク系?キャラクターがあってさらにシールつきなのはのは気にしないにしても
【ななみエディションのパッケージと、なぜかシール】

キーボード全面に少女アニメ風キャラクターの浴衣姿はかなり気になる。
【浴衣姿のななみキーボード】

てか、キーボードの文字が見え難い事この上ない。しかも英語キーボードなので微妙にキー配列が違う・・・使いにくい以外の何物でもない ┐(-''-;)┌
【字見辛っ】

仕方なくキーボードだけは今まで使っていたものを、と思ったりしながらもよく見るとキーボードカバーが・・・
【もしやキーボードカバーに?!】

もしやキーボードカバーに絵が描かれているだけか?それなら外してしまえばノーマルな(ただし英語版)キーボードとして使える! と中途半端にホッとしながら、しかし本来キーボードに直接プリントしてこそ日本のIT?技術。それをキーボードカバーに印刷というやっつけ仕事でお茶を濁しているのではないか、もしそうならそれはそれで技術立国日本としては少し残念なことではないか、そんなことを考えながらそっとキーボードカバーを外しttttttttttttttっあ。。。。
【違った・・・残念なのかどうなのか】

日本のIT?技術もまだまだ捨てたもんじゃないぜ 。・゚・(ノ∀`)・゚・。  (←そっちか!)
てか、むしろこれはななみたんの絵を劣化させないためのカバーか!
それはそれで、世界に誇れる日本のオタク精神を垣間見たぜ 。・゚・(ノ∀`)・゚・。  (←そっちか!)

閑話休題、自作はこれで三台(代?)目なのでヱヴァ風に言うと弐号機です。ぃゃ、どーでもいーことですが。。。てゆーか、この時点ではまだOSとキーボードとマウスとUSB3.0増設ボードとななみたんしかいらっしゃいません・・・。

2012年5月27日日曜日

自宅パソコン補完計画発動



えー、何から話せばいいやら・・・今年に入って急に忙しくなって休めたのは正月を除けば3日ほど、てゆーかせめて日曜日だけでも休もうと平日徹夜で頑張って、でも日曜日も結局休めないと言う状況で、ここまで異常な状態になると人間価値観も変えられてしまうようで(マインドなんとか?)、なぜか通勤時間ももったいないと感じるようになって、会社に寝袋を持って行き、寝るまで仕事、起きたら仕事と言う日々を送っておりました ・゚・(つД`)・゚・

【SC420の図】
背中が左右に開く仕組みになってます。
ところが会社の方からは、労基の関係なのか「会社で寝泊まりするな、自宅に帰れ」なるお達しが以前から出ており、その割には仕事を断らせてくれもせず「しーんどい、だーるい、ねーむたい。」状況の中、連泊するのも心苦しいので、しぶしぶ帰宅して自宅で仕事を始めようとパソコンを起動させた時のことでした・・・

今自宅で使ってるパソコンは、DELLのSC420と言うサーバー機に無理やりWindowsXPを放り込んだものですが、今から6年ほど前にDELLのキャンペーンが複数、まるで惑星直列のように重なってなんと2万円ちょっとで購入した物です。
【SC420のスペック】
ペン4の2.8Gで、実際は3GにO.C.してます。

しかも、安い割にはPentium4の2.8Gと当時としては結構高性能で、今でもまだまだ十分使えるスペックのハズです。

ところが近頃?のセキュリティソフトやらバックアップソフトは深夜の2時とか3時とか、とにかく一番忙しい時間帯に勝手に動き出すみたいで、おもむろにHDDがガサゴソしだして、ファンが怖いくらいに唸りながら回転数を上げる中、エクセル立ち上げるだけで1分以上待たされてしまう様な反応の遅いSC420君を前に、結局家で仕事をするのを諦めて、始発電車で出勤しました。
 ┐(´∀`)┌

で、その日も1時過ぎに帰宅してから、バックアップやらチェックやらは昼の出勤中にやらせようと色々調べてもみたけど、無料のソフトばっかり使ってるせいか、結局なんやかや調べるために仕事以上に時間がかかるというディレンマに陥った挙句、結局無料バージョンでは時間の指定ができないということが判明しただけ。他にいい手はないものかと、例えばPCの時計を反日遅らせる事も考えましたが、よしんばそうしたとしても、よく考えてみたらウチはオール電化なので昼間の電力は通常より高い!かなり高い! 時間のかかる事は深夜にさせないと結局働くために自腹を切って余分な電気代を出す事になる。これほど本末転倒というか馬鹿らしいことはない。
【いざ、メモリーを4GBへ!ひひひっ】 

それよりパソコンの処理のボトルネックとなっている(と自分で勝手に思い込んでいる)ハードディスクのアクセスを減らすために、、メモリーを目一杯積んで、一時ファイルやなんかをRAMディスクでやらせれば(多分)かなりスピードが上がるはず、と言う事で結局メモリーを増やすことにしました。

SC420は最大メモリー4GB搭載可能です。

メモリースロット4列で4GBと言うことは1GB×4枚買えばOKのハズ。最近のメモリー格段に安い!我がSC420君はECC有りですが、それでも1GBが1枚1,600円4枚で6,400円、二回呑みに行くのを我慢するだけであの苦痛から解放されるハズ(もちろん家で呑むのはOK)。でさっそくアマゾンで購入。当初の256MBのメモリー2枚(512MB)を外して、1GBを4枚差し込みました。

パソコンに火を入れてBIOS画面でまず確認。通常は4GB挿したのだから4GBになってるのは当たり前ですが、このパソコンは元々サーバー機なので結構クセ(別の機会に書く予定ですが)があり、なかなか侮れません。
で、おっかなびっくり確認してみると・・・きっちり4GBを認識してるではないですか!

 【BIOSで4GB認識している!の図】
【Windowsでは3GB前後しか認識していないorz】  
うっしゃーと、Windows XP を起動させてみると、なんとなく起動が早くなったような気がするではありませんか。しかし、落ち着きのなさと同時にクールさも併せ持った俺、ここは念には念を・・・システムのプロパティで確認。通常は4GB挿したのだから・・・(中略)・・・そして彼(そのときの俺のことね)はここでがく然とする。そう、BIOSではあんなにはっきり4GBと表示されていたのにWindowsはどうやら3GB前後しか認識していないらしい。
調べてみるとWindowsXPでは3GBのあたりにドライバ関係がマッピングされるので、通常は3Gより上のアドレスにアクセスできない???
しかもアクセスできないその1GB前後のメモリーに「天使の取り分」なる名称まで付いているくらいこの話はその世界では常識らしい OTL 

グーグルを駆使してかなり調べましたが、なにせマイナーな機種で記事が少ない。そんな中、I-Oデータが出しているRamPhantomなるRAMDISKソフトが「天使の取り分」をさらに横取りしてくれるらしいと言う噂がチラホラ。サイトに行ってみると確かに
 Windows(32ビット)が扱えないメモリー領域を「超高速仮想ディスクドライブ(RAMディスク)」として活用することで、全領域を有効に利用できます。」
と明記されている!

さっそくインストールして設定画面を開いた。さあどうだ!

【だめでした_| ̄|○】 

「OS管理外領域」と言うのが「天使の取り分」のことらしいが、零GBです・・・・゚・(つД`)・゚・

更に調べると、あるサイトに「認識できるPCもあるけど我がSC420ちゃんにはできない。」ということがはっきり書いてありました。最後通告です。何もかも終わりです。再審請求が最高裁で棄却された気分です。ええ。結局約1GBを「天使の取り分」としてあきらめざるを得ませんでした。

「しかしまあ540MBが3GBになったしスピードも3倍になるはず((o(´∀`)o))。」との淡い期待を抱きつつ「1GB(約1600円分)は天使にでもくれてやる。」ときっぷの良いところをさり気なく天使様に見せたのは言うまでもない。(←文体が違うのは気にしない)

性能アップを試す機会はすぐにやって来ました(要するに、自宅で朝方まで仕事をするハメになったと言うことね)。 ところがOSの起動にしてもアプリの起動にしても、目を見張るような劇的な改善はなく、気分的になんとなく早くなったような気がする程度。バックアップ中はエクセルが立ち上がるのにやはり1分前後かかります。この時は仕方なくバックアップを止めて仕事をしたけど、毎回バックアップやチェックを止めるとそもそも、それをする意味がありません。

で、結局「夜中に家で古いパソコンで仕事をするな」との経験値を得たなぉぃくんは、結論として時間ができたら新しいPCを買う事に決めたのであった。ちゃんちゃん。