2012年6月15日金曜日

パソコン弐号機購入(その3)

パーツがすべて揃ったところで早速組み立ててみよう。
とその前に静電気対策。これを怠ったがために高価な電子部品をジャンクにしてしまった例を以前どこかのブログで読んだことがある。ジャンクにならないまでも、パソコンの調子がどことなく悪くなる度に、原因の切り分けで毎回ハードの静電気による不具合を意識してしまうことになる。メンタルな面で非常に負荷がかかるのである。

まあ、静電気対策といっても大したことはしない。ジャージや靴下やらとにかく帯電しやすい衣類を脱いで(できれば裸かパンイチになって)、水道で手を洗ってくるだけだ。もちろんその後しっかり水気をぬぐうのは言わずもがなである。



静電気対策が終わったところで、まずは土台となるマザボを箱から慎重に取り出してみた。ブルーが基調のなかなか精悍なフォルムではないか。
中央にはLGA1155のCPUソケット、その右に最大32GBのキャパを誇るメモリスロット、左側にはPCIeスロットを始めとする拡張スロット群が荘厳に並ぶ。




付属品はSATA 3ケーブル☓2、SATA6ケーブル☓2、SLIブリッジコネクター?、スイッチ類コネクタ用アタッチメント、リアコネクタ用のカバー、リアスロット用のUSB3ブラケット、マニュアル、そしてサポートCDだ。

手前に目をやるとASUSのロゴが目も鮮やかな、おそらくはオンボードGPUのヒートシンク。まるで新車のようにフィルムが貼られたままだ。たまに買ったばかりの品物のフィルムを剥がさず大事に?使う人がいるが、私はこういうのはとっとと剥がすタイプだ。
グラフィックカードPalit NE5X56001142-1140F も同時購入したが、暫くの間は、このオンボードブラフィクスのみで動画やら3Dゲームやらに興じながら、一体どの程度まで実用に耐え得るか試してみるつもりだ。


オンボードグラフィックスのすぐ右には SATA 6Gb/s の刻印が見える。転送速度は今使っているパソコンの SATA 3Gb/s の2倍だと、自分の中ではもはや確信して疑う余地すらない(勘違いしてたらごめんなさい)。こいつが120GBのSSDと3TBのHDD(もちろん双方とも6Gb/s対応)の性能を余すところ無く引き出してくれるに違いない。そんなことを考えながら、気味の悪い薄ら笑いを浮かべている自分に気づいた。






他にも見慣れないがきっと素晴らしい機能に違いないと思われる数々の刻印が・・・おそらく今私はかなりうっとりしているに違いない。それはもう他人様はおろか家族にさえとても見せられないくらいにだ・・・駄目だ・・・やばい・・・


(人´∀`).☆.。.:*・゚


私はそっとマザボに手を伸ばし、人差し指でそのヒートシンクの神々しいまでに洗練された曲線をツーとなぞりながら、二の腕に鳥肌がボワボワ立ちまくるのを感じた・・・もはや自分で自分がキモい

さて、賢明な皆さんならすでにお気づきのことと思うが、これまで私はあえてケースについては一切触れてこなかった。実は購入時には全くケースのことなど考えていなかった。いや考えていなかったというのはこの場合妥当ではない。最初っから買うつもりなどなかったと言った方がより的確な表現であろう。
だいたい、ケースがあるからケースファンが必要だし、ケースがあるからエアフローを考慮してケース内のパーツの配置やフィン、果てはケースないファンなども考える必要が出てくる。ケースがなければすべて解決するではないか。

では、この愛すべきマザボを、いったい何のどこに固定すればいいと言う疑問が残るだろうが、半世紀近くもヒトと言うものをやらされていると、多少の細かいことなどは大して気にならなくなってくるもので、とりあえずは机の上で組む予定にしている。・・・え、ホコリ対策? だいたいホコリについてもケースがあり、ケースファンを回すから吹き溜まるのだ。ケースもケースファンもなければ、おそらく茶の間の卓袱台の上程度のホコリの量しか溜まらないはずだ。ましてや世の中にはホコリ除けになる様なものなどいくらでもある。
【もうすぐ子供の物になる予定の今のPC】


ここ十年ほどでめまぐるしい発展を遂げたパソコンに引き替え、私はというと財務分析やらデータ分析やらの日常ほとんど使うことのなさそうな知識ばかりが培われ、今に至っては構造計算などという、非常にマイノリティな業務に従事している。そんな私ごときが恐れ多くも最新の、しかもどちらかと言うとたぶん高性能な部類に入るパソコンの自作にチャレンジするのである。一筋縄ではいかないのは想像に難くない。試行錯誤の繰り返しになることは火を見るより明らかだ。おそらく設定を変えては戻し、パーツをつけては外しの繰り返しになるだろう。そもそも、今使ってるこの使い慣れたパソコン【左図参照】でさえ、ケースはいつも開けっ放しである。





それならいっそケースなどない方がずっと潔いではないか。

ァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、


つづく

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