因みに右のでかいのはリテール版(製品付属の純正部品)のクーラーである。もちろんCPUクーラーはこれとは別に製品版を購入しているが、取り替える前にこいつでいったいどの程度CPUの発熱を抑えられるか、CPUの温度を上げるプログラム、たとえば Super pi とか 午後のコ~ダ の 耐久ベンチ あたりで、熱平衡状態になるまで稼動させて試してみるのも一興であるし、製品版に交換したときの有り難みも実感できるというものだ。
さて、何度か書いているが、もう十年以上パソコンから遠ざかっている私だが、そんな今浦島な私にとって、CPUの底に針状の突起がないことは結構センセーショナルな現実だった。端子が全部ぺったんこなのだ。てか、むしろなぜ最初からこうしなかったのか! 最初っからこうしてくれてさえいれば・・・そうあれは今から十数年前・・・差し込む時に端子を曲げてしまって愕然とすることもなかったし、その後イヤな汗をかきながら爪楊枝でそっとピンを修正する羽目にもならなかったと言うのに・・・。
まあ、済んだことを今更とやかく言っても始まらない。時間の無駄である。そう自分に言い聞かせつつマザボのソケットに目をやる。
こっちは差し込む必要がない以外は往年のセット方法と同じだ。このあたりは何も変わっていない。冷静さを取り戻しつつCPUをそっとソケットに固定してみる。
当たり前だが、ぴったりだ。もちろんピンを曲げてしまう心配もない。この当たり前の安心感はおそらく本当の地獄を味わった者だけにしか分からないだろう。
最後に、リテール版クーラーをセットする。
見たところ樹脂製のピンを差し込むだけの様だが、どんなに単純に思える作業でも、いや、それが単純であればあるほど、掘られた落とし穴は深いと言うことを経験的に学んでいる私にとって、念のために説明書の当該箇所を確認するのはごく自然な行動であろう。
・・・ふっふっふっ、思った通りだ。最後にピンの頭を回転させて固定すると書いてある。これに気がつかず、危うくそのまま使って人生を棒に振る人々はおそらく後を絶つまい。ふぅーっ、くわばらくわばら・・・。
仕上げは、ファンの電源ケーブルをマザボのCPU_FAN端子に繋いで終わりだ。
さて、次はメモリーだ。GeIL社製の BLACK DRAGON PC3 12800 8GB、名前からして、凄そうではないか。しかもそれを大人買いした4枚である。箱から取り出すと、金色の塗料で表面になにやらデザインが施されている。
ブラックドラゴンなだけに、よく見ると龍である。
とりあえずは、かっけぇーっ。
ただ・・・、いや、かっけぇーのは確かだ。しかし・・・通常は暗いケースの中で、主役であるCPUの隣に脇役として目立たず控えめに、ひっそりとたたずむべき立場のメモリーに、こんなデザインを施す必要があるのか。
さては、私のようなケース不要論者達へのサービスか。。。そうだ、そうに決まっている。
根拠のない自信に背中を押されるような錯覚に陥りながら、何はともあれ8G4枚をすべて差し込んでみた。
ァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、
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