2012年5月30日水曜日

パソコン弐号機購入(その1)


さて、OSが窓辺ななみたん・・・もとい、Windows7 Ultimate のDSP版に決まったところで(というかすでに購入済み)、次はいよいよハードである。パソコンには主にデータ分析やらシミュレーションを強いている私にとってグラボやらサウンドカードは二の次。まずはパソコンの心臓部であるCPUだ。演算処理重視ということで「ぱんっ♪ぱぱぱパンっ♬」でお馴染みのインテルでも比較的上位に位置するi7-2700Kを選定。
このシリーズはオーバークロックの手法の一つ Turbo Boost 2 と言う(実に昭和なネーミングの)機能を有しているが、後ろに「K」が付くモデルはその上限までもが解除されているとのこと。・・・えっと、実はよく分かっていないが、たぶん車で言うリミッターを切った状態の様なものだろう・・・まあ、とにかく、そこはかとなく演算処理が速そうではないか。

次に、パソコンを買う上でぜひとも抑えておきたいのはマザボ。CPUばかりが良くても意味はないが、マザボばかりが良くてもまた然り。大切なのはトータルバランス。これは私の持論だが「一番性能の低いパーツの性能が、そのパソコンの性能」なのだ。(←多分違う;;;)

格差婚にならないように、i7-2700K君に見合ったマザボちゃん、要するに「Kの字」を余すところなくふんだんに、隅から隅までづづづぃーと舐め尽くすようにそのポテンシャルを引き出すマザボを探そうとウェブで色々検索しているとすぐに、ASUS P8Z68V Pro/Gen3 ってのに行き当たった。
i7-2700Kと組み合わせたレビューがあるくらいだから、たぶん相性も悪くはないはずだ。レビューの内容を読む限り、一通りの機能は網羅されており、自作ッカー(パソコンを自作する人)たちの間でもソコソコの評判らしい。

目新しい(単に自分が聞きなれないだけだが)機能としては

1.ハードディスクのインターフェースが SATA 6Gb/s
今使っている初号機が3Gb/sだから、おそらく2倍の転送速度ではないかと淡い期待を抱いている。
2.高精度オーバークロックチップ搭載
多分Kの字と組み合わせると威力を発揮するに違いないと一人ほくそ笑んでいる。
3.CPU内蔵GPUをオーバークロックする「GPU Boost」ツール
どのみちグラボは購入する予定だが、それまでのつなぎにはなりそうだし、次の機能との相乗効果も期待できそう。
4.LucidLogix Virtu
CPU内蔵GPUとビデオカードのGPUをリアルタイムで切り替えてパフォーマンスと省電力を両立するらしい。
因みに型番の最後の「Gen3」は新しいPCIeの規格に対応しているという意味で、ネット上では「玄さん」などと呼ばれて親しまれているようだが、2012年5月現在、一部高性能グラボを除いて対応している周辺機器はまだほとんどないらしい。

さて、マザボが決まったところで次はメモリーである。このマザボは DDR3 2200(O.C.) [PC3-17600] までをサポートしているとのことだが、なんのことだかよく分からない。とりあえずぐぐってみると DDR3 と言うのは規格のことでハイフンの後ろの数字はスピードのようなものらしい。(O.C.)は決して中途半端に驚いている時の顔文字ではなく、オーバークロックした時にその値まで対応できるという意味だと思うのだが詳しい事はよく分からない。さらに、[ ] 内の文字は別名らしい(-''-;)。。。←これは顔文字
何はともあれ、詳しい人のブログやら価格.comのクチコミやなんかを読む限り、数字が多少上がっても実感できるほどの効果は期待できず、むしろ全体のメモリー容量を増やした方が、ハードディスクを読みに行く時間が減るので、PC自体のパフォーマンスは上がるだろう、と言うのが一般的な見解のようだ。
で、ネット上の評判と予算を見比べてGeIL社(なぜかeだけ小文字)のBLACK DRAGON GB316GB1600C10DC DDR3 1600[PC3-12800]の8GB2枚セット2つ、このマザボの限界である32GBまで目一杯積むことにした。いわゆる大人買いである。(`◇´)ウケケッ
パッケージもなんとなくカッコイイ♪


メモリーも決まったところで、次にハードディスクだが、最近は磁気記憶ではなくメモリーのようなものに記憶させるフラッシュSSDなるモノがハバをきかせだしたらしい。私がパソコンにそこそこ詳しかった一昔前のいわゆる「シリコンディスク」である(古っ!)。まだまだ高価であまり大容量のものが無かったり、書き換え回数に上限があったり、機種によってはプチフリ(書き込み速度が異常に遅くなりPCが数秒から数分間停止する)があったりするらしいが、こまごまと小技を使えばかなり有用とのことである。また、書き換え回数の件はテンポラリやらページファイルやらをRAMディスクに置けば良い、と言う事も紹介されていた。ここはせっかくメモリーを大人買いして32GBのセレブな容量にするのだから、こいつに物を言わせてRamDiskを併用しつつ、システムドライブは120GBのSSDに決定。機種は、プチフリしないことでそこそこ定評のあるADATAのS510、因みにSATA 6Gb/s(おそらく2倍の転送速度だと勝手に思い込んでいる)である。

ただし、動画やらアプリのCDやらのサイズの大きなファイルを何でもかんでもハードディスクに保存しまくる風潮がある昨今(俺だけ?)、120GBではなんとも心もとないのでHDDも購入することにした。プチフリやら書き込み回数の上限をカバーすることにも役立つかも知れない。
探してみるとこれがまた意外と安い!、3TBの7200回転の6Gb/s(もはや2倍の転送速度に違いないと確信している)が1万4千円台で買える。自分がパソコンにソコソコ詳しかったその昔、いやかなり昔は80MBでも5万円以上してたのに。。。その37.5台分に匹敵する容量でこの値段! これはもう3Tにするしか無い、いや、せざるを得ない。
まあ、今使っているパソコンとは互換性がない(32bit版XPは2.2TB以上は認識しない)のが難点だが、このパソコンはどうせ子供たちに譲るつもりなのでとくに問題はない。

さて、いよいよ注文という段になって、念には念を、でもう一度いろいろ確認してみたところ、電源ユニットを忘れていることに気付いた。危ないところである。確認してよかった。
この年になると自分の短所を理性でカバーできるようになるのだ。(←違っ)

で、まあ容量とケーブル本数がつなぎたい装置分だけあって、後は安定してさえいれば電源ユニットなんてどれも同じようなもの、と思っていたが、これが大間違い。安定しているかどうかは当然の品質で、今や各メーカーが省エネ方面でしのぎを削っているらしい。「80PLUS」と書いてあるのがそれで、リンク先を読んでもよくわからないがどうやら交流から直流に変換するときの効率の良し悪しらしい。
とりあえず80%以上なら80PLUSマークが付けられるようで、一番下のノーマークからブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナとなるに連れて変換効率が上がるらしい。
で、結局手頃なところでGOLDの中でも比較的安かったSUPER FLOWERのSF-850P14XE を選択した。今や性能では日本製を追い抜く勢いの中国製である。

さて、とりあえずここまででどうにかパソコンとしての挙動を呈することは確かだ。そして冒頭にも書いたように、今回のコンセプトはあくまでも演算処理重視である。
とは言え、やはりグラボがないとちょっとさみしい気はする。ぃゃ、決してただ単にパンヤゴルフを綺麗な大画面でスムーズにプレーしたい事だけが理由ではない。このマザボの真骨頂であるLucidLogix Virtu機能を満喫するにはグラボは必須である。かの民主党でさえ、マニュフェストを一切守らず消費税率を引き上げようとしているではないか、こんなアジアの片隅に住む一個人がパソコン購入の基本方針を人知れず変えたところで、誰かの人生が変わったりするであろうか。
と言うことで、とりあえずGEFORCE GTX560ってのを選択した。

これでほぼ完璧にマザボの機能を試せるはずだ・・・一瞬そう思いそうになったが、ふと、このマザボがkの字(インテルCPUでオーバークロックのリミッターが外されている感じのやつ)を意識して設計されていることを思い出した。

オーバークロックとはCPUのクロック周波数を上げて演算速度を早める行為だ。一回の計算にかかる電力はクロック周波数にあまり左右されない、つまり一定時間内の演算回数が多ければ、それだけ高い電圧をかける必要があるということだ。
そして、高い電圧をかけるということは、発熱量もほぼ比例して高くなるということだ。温度が高くなると当然CPUは誤動作を起こし、最終的には熱暴走して停止する。つまり演算速度を上げるためにはそれなりにCPUを冷やす必要がある、ということだ。
そしてインテルCPUには最初からCPUクーラーが付いている。いわゆるリテール版と言われるモノだ。しかし、オーバークロックは侮れない。リテール版クーラーではオーバークロックで発生する大きな熱量を発散させるのは難しいかも知れない。

よって、レビューやなんかで、手頃な値段で比較的冷えるCPUクーラー、ZALMAN CNPS9900MAXなるものを選定したのであった。

つづく。。。

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