2024年6月21日金曜日

懐かしいものが出てきました。もう20年以上前のお話です。



ビーズ

ビーズ

妻が長女を病院に連れて行く時は、真ん中の娘(以下「ちみちゃん」)をうちで待たせてるそうです。寂しがり屋ですが、好きなビデオをつけっぱなしにしておけは、どうにかだだをこねずに留守番ができるらしく、その日もそうしたそうです。

しかし、診察に意外と時間がかかってしまい、慌てて帰ってみると、部屋は薄暗いまま。ちみちゃんはまだ照明のスイッチに手が届きません。呼んでも返事がありません。すでにビデオは終わっており、よく見ると薄暗い部屋の隅っこでちみちゃんが体育座りでうずくまってシクシク泣いているではありませんか。
「ごめんなぁ。恐かったやろぉ~?」と妻が抱き上げてなだめます。
しかしちみちゃんは泣きやみません。

仕方なく留守番のご褒美と言うことでおやつをあげます。いつもならこれで確実に泣きやみます。しかしダメです。しくしく泣くばかりで、食べる量もいつもよりかなり少ないではないですか。そしてまた何かを思い出すようにしては、シクシクと泣き始めます。

どうやら泣いているのは寂しかったわけではなさそうだと思った妻が「どないしたん?」と聞くとちみちゃんは「お姉ちゃんのハートがおはなに入ってん。」とぼそりと呟きました。意味が分からず妻が「は?」と聞き返すと、またしくしく泣き始めます。何度聞いても同じ事の繰り返しです。

と、長女がふと「ビーズちゃう?これ。」と何かを拾い上げて妻に見せました。床を見ると他にもいくつかビーズが散らばっています。赤やら青やらいろんな色の、四角やら三角やらいろんな形の。中にはハート形のんもあります。

何度かお話ししているようにちみちゃんはチャレンジャーです。彼女はその類い希な好奇心とデインジャラスとも言えるバイタリティーで、過去数々の難事件を巻き起こしてきました。
そのちみちゃんがピンクのハート形のビーズを指さして「それ!」と言います。妻が「え?これがどないしたん?」と尋ねます。するとちみちゃんは自分の小さな鼻を指さしてキッパリと言いきったそうです。「おはなの中に入ったの。」と・・・妻の頭の中で「お花」は「お鼻」へと変化し、点と点が真っ直ぐな一本の線でつながった瞬間でした。

「・・・なんでなん?」妻の口をついて出たのはその言葉でした。いや、それしかないでしょう。頭の周りにはいくつものクエスチョンマークが飛び回っていた事は想像に難くありません。『今、私の目の前にいるこの子は、いったいナニモノなのだろう?』そう思ったとしても少しも不思議ではありません。まさしくUMAと言う言葉がピッタリとあてはまる気がします。  

再び妻が聞きます。
「なんでなん?」
ちみちゃんは泣くのをこらえ、努めて冷静に説明しようとします。
「あのなぁ。ちみちゃんなぁ。どーっしても入れたかったの。」
「・・・。」
我慢できなかったの。」
反論のしようがありません。3歳児にしては完璧な理論武装です。

言い終わるやいなや彼女はまるで自供した犯人ででもあるかの様に、その場によよと泣き崩れました。緊張の糸が切れ、 極度のプレッシャーから解放された安心感、そんなモノが一挙に押し寄せたのでしょう。
足下にしゃがみ込んでしくしくと泣く彼女を、妻と長女はまるで不思議なモノでも見るかのような目で、しばらく見つめていたそうです。

やがて気を取り直した妻が言います。
「見せてみ。」
上を向いて小さい鼻の穴を見せるちみちゃん。
覗き込む長女と妻。
しかしビーズなどどこにも見えません。
「ないで。」と妻。
「でも入ってん!」とちみちゃん。
禅問答は続きます。
「無いって!」
「でも入ってん!」
ちみちゃんも必死です。

恐らくちみちゃんは自力でソレを指で取り出そうとしたのでしょう。しかしその意図とは逆に少しずつビーズを鼻腔の奧へと押し込んでしまい、肉眼では確認出来ないほど奥の方へと追いやる結果となったのでしょう。

「病院」・・・妻の脳裏にはそんな言葉が思い浮かんだりもしたそうです。
しかし性格形成には大切な年頃です(多分)。ここで病院へ行ってしまえば、ちみちゃんにとってこの事件がトラウマとして残るというリスクを抱えることになりかねません。気を取り直して妻はここで作戦を変更するのでした。
「フン!してみ。」
大英断です。正しい戦略と言わざるを得ません。
泣きながらも言われるままフン!をするちみちゃん。応援する長女。そして号令をかける妻。
「フンして!」 「フン!」 「ガンバレ!」 「もっかい!」 「フン!」

本人の血の滲むような努力と、家族のに裏打ちされた見事なまでのコラボレーションが功を奏し、始めタイミングの合わなかった三人のかけ声も、奮闘の甲斐あって徐々にシンクロし始め、やがて見事なまでの三重奏となって我が家にこだましたその瞬間!何十回目かのフン!と共に彼女の小さい鼻の穴から、ぷしゅっ!こんころっ と音を立てて飛び出したハート形の赤いビーズ。

一件落着!


ホッとしながら、そのビーズを見る妻と長女・・・しかしその、想像を絶する大きさに彼女たちは絶句しました・・・いや、戦慄を覚えたと言う方が的確な表現かも知れません。
「・・・なんでなん?」再び妻の口をついて出たその渇いた言葉は、壁に吸い込まれる様に虚しく消えていきました。

どう考えても物理的には不可能な事が目の前で起きているのです。その事実を受入れるには妻と長女は少し常識的過ぎたのかも知れません。
彼女たちは再び、今度はハッキリと目の前のその少女を紛れもないUMAだと確信しました。

「・・・もう、ハートをお鼻に入れたらあかんよ。」簡単な単語で構成された単純な文法ですが、このセンテンスが使われたのは歴史上おそらくこれが最初で最後かも知れません。

さすがのちみちゃんも、次の病院の日だけは、大人しくビデオを見てお留守番をしていたと言うことです。


2019年12月10日火曜日

炭酸メーカーでシークヮーサーカクテルを作ってみた

一年ほど前に炭酸メーカーを購入したが、まだブログに掲載していなかったので、遅まきながらシークヮーサーカクテルの作り方をご紹介しよう。

先ずはボトルに浄水を半分くらいまで注ぎ、次に氷を放り込む。炭酸充填時にボトルが高圧力になるので、少しの傷でも破裂の原因にならないとも限らない。先に浄水を入れるのは、氷がぶつかる衝撃でボトルが傷まないように。

そしてもう一度浄水を、今度はボトルの規定量のラインの少し下まで入れる。これは、シークヮーサーとアルコールを入れても規定ラインを超えてしまわないように。
そして満遍なく水が冷えるように ボトル全体をよく降ることも忘れずに。

なお、水の入ったボトルを直接冷凍庫に入れるのは危険なので止めて欲しい。氷の膨張の圧力は炭酸の圧力より格段に大きくボトルが痛むのである。傷んだボトルに不用意に高圧の炭酸を注入するとどうなるかは子供にでも分かるだろう。必ず氷を入れて冷やしてほしい。



ボトルに浄水→氷→浄水の順に入れる
業務用スーパーで購入したシークヮーサー。
ポッカレモンや柚子などの柑橘系もお勧めだ。
レモンを直接絞る場合は1個分では少し物足りないかも知れない。

シークヮーサー
規定ラインに注意しながらたっぷり入れる。中途半端に薄いと美味しくないが、レモンなどで香り付け程度なら少量でも良いだろう。
もちろんアルコールの入れ代は残しておく。

かく言う著者は規定ラインをあまり神経質に守っているわけではないのだが。
規定ラインの少し下まで入れる
スピリタス、アルコール度数の高いリキュールである。酒類に馴染みのない方(そもそもこの記事を読まないと思うが)は聞き慣れないかも知れないがアルコール度数96度、安物の「消毒用エタノール」等よりよっぽど純度は高い。直接呑んだことがあるが、良い子のみんなは決して真似をしないように!結構後悔することになる。

  今回の様に調合してから炭酸を注入する場合は関係ないが、市販の炭酸水で割るならやはりスピリタスがベスト。ウォッカやジンの味が好きなら全く問題ないが、炭酸を楽しみたいならこれだ。理由は一つ。炭酸がほとんど薄まらないのだ。
普通の酒屋さんには置いて無いかもしれないが、近所のリカマンには売っていた。
スピリタス





今回使用する炭酸メーカーのボトルは1Lである。
例えばカクテルのアルコール度数を5%にしたければ、スピリタスの度数をほぼ100%と考えると50cc入れれば良いことになる。
最近流行りの9%にしたければ90ccである。なるほど分かりやすい。


さて、ここでスピリタスで増えた分だの、公式だのと拘る諸兄はもう少しAI的間隔、言い換えると関西人敵感覚を身に着けた方がいい。つまり「えーかげん」が「良い加減」なのである。



スピリタスの裏ラベル
タイトル



アルコールは、できれば何のためらいもなく調合したい。理由は単純だ。そう、ただ単にそういうスタイルが好きなだけなのだ。

更にここで「酒飲みたるもの、我が人生に一滴のアルコールのムダもなし!」と気合の入っている貴兄には、一度全部入れてから、少し混ぜ、再度計量カップに戻して入れ直す事で、カップの中にへばりついたアルコールまできれいに入れることができると言うオプションもある。

テーブルに溢れた日本酒を躊躇なく呑めるレベルの酒呑みに「意地汚い」という言葉は通用しない。いや、寧ろ耳に心地よい褒め言葉と聞こえよう。


さて、いよいよ今回主役となる炭酸カートリッジとソケットの登場だ。
カートリッジはネット通販などで大量に買えば1本大体50円~100円程度である。メーカーが異なってもサイズさえ合えば使えるようだが、そこは自己責任でお願いしたい。

なお、500mlのペットボトル入りの炭酸が近所の業務スーパーで30円(税別)で売っていた事については、あまり深く考えないでおこう。
アルコールを調合
炭酸カートリッジとソケット
カートリッジをソケットに装着する。敢えて細かくは書かない。方向を間違う方はいないだろう。できればいかにも手慣れたという手付きでセットして欲しい。
カートリッジを装着

ボトルにノズル部をセットする。こうなるとボトルではなく最早ボンベだ。しっかり締めておかないと炭酸が漏れる危険性があるので、ここは細心の注意が必要だ。
ボトルにノズル部をセットする
そこへカートリッジを装着したままのソケットをかぶせる様にして、右ねじ方向に回す。そのままゆっくり締めていくと、ある瞬間カートリッジからボンベ内に一気に炭酸が吹き出し、充満し始める。

勢いよく吹き出していた炭酸も徐々におさまり、やがて力尽きて止まる。ただし、言わずもがなであるが、ここで焦ってキャップをすぐに開けてはならない。どういう事態となるかは容易に想像できるであろう。
溶け切ってない氷が溶ける頃まで、美味しい肴などを用意して静かに待つのも愛おしいひとときではないか。
ソケットはすぐに開けてOK
ただしキャップはNG!


2019年1月10日木曜日

芥川-淀川合流地点の生態系などについて(結果)

さて、前回芥川-淀川合流地点での自然保護の工事について皆様に知ってもらいたいのでドローンによる撮影許可を貰おうと思い、国土交通省淀川河川事務所高槻出張所様に問い合わせるところまで書きましたが、徐々に内容が「淀川でドローンが飛ばせるか?」という方向に変わってきてしまいました。
で、結果から書くとダメでした・・・
il||li _| ̄|○ il||li

国交省淀川河川事務所のホームページには
次の事由をすべて満たした飛行をお考えの場合は、飛行想定場所の最寄りの出張所までご相談ください。

    ・遊興としての利用でない公共性(河川調査、橋梁点検等)等の事業として行うもの
    ・河川(淀川河川事務所管内)で飛行させなければならない理由のあるもの
    ・安全計画が確立されているもの
との記載があり、今回は国交省の自然保護事業を広く一般に知ってもらうためなので、遊興利用ではないし、河川で飛行させる必要があります。また、通常の建物調査などではもっと人通りの多い場所で安全性を確保しているので、安全計画には実績も有るので、もしかすると・・・と淡い期待を持ちつつ担当者様に直接電話で問い合わせてみたのですが、河川敷公園外についても同様河川敷はもとより、水上土手およびその両斜面、とにかく淀川の全域について無人航空機飛行禁止です。また何らかの許可を得る方法もないとの回答を頂きました。
更に念のためにメールでも確認しましたが、同様の回答をいただきました。
多分、上に書いた「ご相談ください」の1項の「遊興としての利用でない公共性」は、その後ろの括弧書き「河川調査、橋梁点検等」に準ずるものでなければ当てはまらないのだと思います。 つまり、行政などからの依頼以外はダメということでしょうか。



詳しい動画を作って、淀川の自然とその保護の取り組みについてYoutubeにUPして広く人々に紹介したかったのですが、素晴らしい事業を推進されているだけに非常に残念です。

2019年1月7日月曜日

芥川-淀川合流地点の生態系などについて

芥川-淀川合流地点は自然の宝庫です。
一度この近くで建物調査を実施した折に、ふと散策したのをきっかけに、その後も何度か足を運んでいます。そして、この辺りは自然保護の観点からも非常によく考えられているのではないかと、門外漢ながら感心してしまいます。

元々大阪平野はその殆どが河内湖という大きな内海でしたが、そこに土砂が徐々に流れ込み、長い時を経て多くの中洲と河川に分れたという地質学的な歴史があります。そして、その河川の中で最も大きなもの淀川です。

淀川は平安時代の頃から、瀬戸内の島々や西国などと、当時の都を結ぶ交通の大動脈としての役割を担っていました。同時に大阪もまた水利用や舟運に恵まれた「水の都」として発展し続けました。


ところが、その一方で氾濫洪水がたびたび発生し、人々は大きな被害に見舞われていました。また、あちらこちらに浅瀬が有るなど、まだまだ舟運に適さない部分も残っていました。なので非常に古くから大規模な河川の浚渫(川底に溜まっている土砂をさらうこと)や護岸工事造成工事などが盛んに行われて来ました。日本最古の人工の土手である茨田堤(まんだのつつみ)などはその名残の一つです。


そして、現在まで治水安全性を最優先させて来たがため、生息する生物にとって大変住みにくい環境を強いて来たのです。例えば川面と河川敷の間は2m前後の段差があったりして、水辺の生物行き来できません。更に両者は全く異なる環境であるため生息する生物の種類も異なります。

そこで、現在の取り組みとして、これを自然の地形に近づける為に切り下げ工事を実施して段差をなくし「水陸移行帯」を造成して、元来湿地帯と河川の両方生息域としていた生物、また湿地帯と平地の両方生息域としていた生物の、生息域を確保したり広げたりしています。

是非ともこの素晴らしい取り組みや、その様子、広がり増えつつある様々な自然をカメラやドローンを使って撮影し、皆さんに知ってもらいたいと思いました。専門家ではありませんが少しでも、この隠れた素晴らしい事業知ってもらえればと思うのです。
しかし、大阪府下の公園はすべてドローン飛行禁止で、残念ながら淀川の河川敷はその大部分が淀川河川敷公園になっています。
ただ、何にでも例外はあるとの根拠のない信念で一応河川敷公園の管理事務所に聞いてはみたのですが、公園内でのドローンの飛行は許可しないとのことで、詳しく説明しようにも、話を聞いてさえもらえず、取り付く島もありませんでした。要するに門前払いです。

ただ、運良く(?)このエリアは河川敷公園ではありません。また、河川法では河川の自由使用の原則と言うのがあって、誰かの邪魔にならない限り誰でも自由に使用することが保証されています。そこでこのエリアを管理していると思われる茨木土木事務所様(茨木土木事務所様に問い合わせたところ、淀川と芥川の合流点はその付近を含めて淀川の管理者は国土交通省との回答をいただきました。ありがとうございました。2019/01/09)国土交通省淀川河川事務所高槻出張所様に問い合わせてみることにしました。
もちろん、私自身資格国交省の許可も得ており、人口密集(DID)地区での飛行も普段から業務で行っていますが、このエリアはDID地区でも空港周辺でもないので航空法などによる規制はありません
なので、土地の管理者が個別に規制を設けていなければ、細心の安全性を確保の上で飛行可能です。
ということで、撮影について制限や規制が無ければ良いのですが、回答あり次第UPしますのでお待ち下さい。

2018年12月24日月曜日

清滝峠のトンネルの歩道への行き方判明!

えー、国道163号線の大阪-奈良間をつなぐトンネルは清滝トンネルと言います。清滝トンネルと言えば京都の心霊スポットで有名らしいのですが、それとは違います。正確には、奈良から大阪に向かうのが「清滝第一トンネル」、その逆が「清滝第二トンネル」です。清滝トンネルは基本的には自動車専用道路です。基本的にと書いたのは、以前書いたように道路の外から見ると、第二トンネル側(以下「右側」と記述)に歩道が見えるからです。
目を凝らして見ると交通標識は歩行者・自転車専用みたいです。しかし、そもそも自動車道路の中にあるので、そこまでどうやって行けば良いのかがよく分からず、ずっと気になっていました。
 と言う事で、今回はなんとしてでもこの歩道をキタカワチパスファインダー号(ママチャリ)で通行してやろうとの、固い決意とともに、探索して参りました。
行き方不明┐(´д`)┌

さて、自転車で清滝峠(国道163号線)を麓から登ろうとすると、奈良方面側(以下「左側」と記述)の国道の更に外側にある側道の様な道を、自然と走らされる事になります。で、その道から自動車道を挟んで反対側に見える歩道に行こうとした場合、常識的には一番最後にある陸橋を渡れば良いと思うのが自然です。

で、前回はこのセオリーに従ってみたところ、陸橋の下には歩道が見えていますが、橋を渡って国道沿いに数十メートルほど行くと重機やら土砂で道が塞がっており、歩道まで降りられませんでした。
そこで、今回はスタートから道路の右側を通り、何が何でも道路の右側を登り続ける決意でチャレンジしました。
 
てことで、本格的な自転車乗りの人達から清滝峠のクライミングの起点とされているらしい中野ランプ、これを左に行くのではなく右の住宅街を抜ける道を登ります。
中野ランプを、右側から攻める

 しかし、いくらも登らない内に崖と林とフェンスに阻まれ、自動的に左側に掃き出されてしまいます。
ここは一旦我慢です。
自動的にすぐ左に掃き出される。

しばらく左を走ることに甘んじつつ、虎視眈々と右へ出るチャンス伺います。

そしてすぐに機は訪れました。
再び右側に出る道発見、すかさず右の道に出てひた走ります。
不死鳥のごとく右に返り咲く

しばらく登ると再び難関が。
今度は遊歩道に車やら部品やらなんやらが放置(?)されていて、簡単には通れそうにありません。




でも、ここは学生時代の大先輩の狂ヒロのオッタン(仮名)から聞きかじったパスハンティング(自転車担いで登山)です。
ママチャリ担いで、廃車の山を超えていきます(←大げさで紛らわしい表現)

第一難関(通れない)
第一難関(通った)

廃車(?)の山を越えると、再びママチャリを駆り、結構起伏のある(0~15°前後?)遊歩道をひたすら登ります。
分岐点
暫く行くと、分岐に差し掛かりました。


道しるべの石碑があり、「上清滝道標」と言う文字以外は、何が書いてあるのかよく分かりません。
いや、そんな事より、よく見ると分岐を左に進めば、車道の脇を通る歩道に出られるではないですか!
そうです!ついに夢にまで見た国道163号線の右側の歩道に出くわしたのです。

道路の向こうには、苦汁を嘗めた前回のルートも見えますが、何故か遠い昔の様に思えます。
上清滝道標の石碑

さて、左は見紛う事なき163号線の歩道です。
が・・・ここまで何が何でも右へ右へと強引に進んで来たためでしょうか、体が自然と右へ行こうとしてしまうのです。もはや自分の力では抗う事さえできません
分岐(上清滝道しるべ)

で、右に進むのですが・・・100mも進まない内に(写真では分かりにくいですが)結構な斜度(推定20°)、しかも雨上がり濡れた落ち葉、、、もはや滑って転ぶ予感しかしません。。。

危険回避能力人一倍強いぉぃ君です。考えるまでもありません。
滑って転ぶ予感しかしない
てことで分岐点まで引き返しのルート、国道沿いの歩道を進むことに。。。
この道があの日見たトンネルの右側の歩道へと続いていることを願いつつ、前回降りられなかった陸橋の下のアーチをくぐり抜けます。
この道がトンネルまで途切れませんように・・・


遠目にトンネルの入り口が見えました歩道もしっかり続いています
やっとトンネルが見えた

やりました(号泣)ようやくトンネル入口に到着です。
やはり標識は歩行者・自転車専用道路です。
ようやくトンネルです。


トンネルの長さは1,116mです。長く緩やかな上り(5°以下)で奥の方で左にカーブしているので出口は見えません
もちろん迷いなくトンネル内を突き進みます。
出口は見えません
交通量は疎らですが、なぜかドライバーの人々と目が合ってしまいます。
その眼差しは心なしか冷たく感じました(←多分気のせい)
やたらドライバーと目線が合う

冷ややかな視線(←気のせいだってば)にさらされながらどうにかトンネルの出口まで到着しました。
出口に到着
トンネルの向こうはが降ったり止んだりしていましたが、雨合羽を着るほどではありません。
トンネルを奈良県側に出たところ
そのまま歩道を進みますが50m程も行くと、自動車道路のランプが行く手を遮ります。なんとかして向こう岸(?)の歩道に渡れないかと見回しますが柵でそれ以上進めません
柵で真っ直ぐ進めない












仕方なく道なりにUターンすると、すぐに車道へ出られる隙間がありました。
道路の向こう、真正面には「歩行者、自転車は右折して旧街道へ」の標識がありますが、奈良方面とは書かれていません。しかも標識に従って右に進むと清滝峠で、それを超えると大阪に戻ってしまいます。私は奈良方面に行く道を探しているのです(行くとは言っていない)
「歩行者、自転車は右折して旧街道へ」の標識












とは言え左に進むと自動車道路の大阪方面のランプです。道路を横断すれば一応歩道はありますが金網のフェンスがあり入れません。したがってどちらに行くにしても車道を走るしかないのです
つまり、まとめるとこんな感じです。
左へ進む場合(写真では右方向)は道路を渡らなければ、大阪方面の自動車道路です。なので道路を渡って奈良方面から向かってくる車道の右端を進むしかありません。
しかしその道は自動車道路の出口のランプなので路肩は狭く元来人や自転車が通れるような作りではないのです。
「出口付近の理不尽さ」まとめ
交通量は少ないのですが、それだけにむしろ自動車は結構なスピードで通り過ぎます。大型トラックも思いの外多く、しかも自分は逆走です。結構怖い思いをするでしょうし、そもそもコンプライアンス的にはどうなんでしょうか?
とにかく、はっきり言って自転車の扱いが雑過ぎます。理不尽です。ええ。

思案の末、自転車を降りて徒歩で金網のフェンス沿いに進んで、自転車が通れそうなルートを探してみる事にしました。数十メートルほど進むとフェンスが無くなり代わりに高さ70cmほどの柵になりました。自転車が通れそうな隙間はありませんが、担いでまたげばなんとかなりそうです。
自転車まで戻るのも面倒なので、そのまま柵を超え徒歩で下ってみることにしました。
道路を渡ってみたが、金網フェンスで歩道に上がれない

しかぁぁぁぁし!
百メートルほど下った辺りで、突如歩道が通行止めになっておるではございませぬか!
道路の拡幅工事か何かでしょう。他に続く道はありません。
万事休すってやつです(爆)
歩道が通行止め

肩を落として踵を返し、仕方なく再び、自ら作った不要な工(行?)程を引き返し、トンネルの出口に向かって登ります。
トンネル出口まで戻る

しかし、このままとぼとぼとトンネルから大阪方面に戻るには、自分は諦めが悪すぎます。その前に、標識に従いトンネル出口を超えて山頂方向に進んでみることにしました。
すると何ということでしょう!
100mも行かない内に突如奈良方面の標識が出現!
上に戻って見ていただけば分かりますが、最初にあった標識には「奈良方面」などとは一言も書いていませんでした。
「大阪方面」に向かってしばらく戻って初めて「奈良方面」の看板が見えるのです。
最初の「歩行者、自転車は右折して旧街道へ」としか書かれていない看板を読んで、まさか大阪方向に戻らなければ奈良方面に降りられないとは、誰が想像できましょう。。。。。もっと手前に書いておけよ!
奈良方面へのルートは大阪方面に有りました

奈良方面へ行く道を探して大騒ぎしておりましたが、実は特に奈良に用事がある訳でも無いので、ここで帰途につくことに。
ただ、来たトンネルを戻るのも芸がないので、清滝峠を越えて帰ることにしました。
清滝峠頂上

清滝峠の奈良→大阪ルートは、大阪→奈良ルートより気持ち楽な気がします。峠のお地蔵さんにパンパンとご挨拶して峠の交差点を大阪方面に降ります。
因みに交差点を左(下の写真では右)に折れて数キロ行くと、先日踏破した阪奈道路に突き当たります。 
さようなら清滝峠・・・
てことで、帰りは清滝街道(?)を、効かないローラーブレーキを駆使しつつ下って参りました。

2018年12月1日土曜日

北河内周辺の無料BBQができそうな場所

北河内界隈で無料でバーベキューができるところをピックアップしてみました。



  1. 深北緑地第1(?)バーベキュー広場
  2. 深北緑地には二箇所バーベキュー広場があって北側にある第2は期間限定(10、11月のみ)で有料なので除外して、無料なのは南側にある第1バーベキュー広場になります。ただしこの第1や第2と有料無料の関係は、公式サイトでは有料側に誘導されそうな紛らわしい表現なので、とにかく南側が無料とだけ理解しておけばOKです。

    有料と無料の2つのバーベキュー広場


    広いと言う程ではありませんが、後述するテントの広さのルールから、そこそこ場所は取れると思います。隣接するロケット広場が幼児から低学年用の遊具のある公園なので、ファミリーが多いです。
    ゴミ箱は見当たらなかったので、ゴミは持ち帰りましょう。
    概観
    水道は1箇所で、公園定番の水飲み場兼用の例のやつです。
    バーベキュー広場の一番遠い位置から50m程度です。
    なお「食器・用具洗わないでください!」の張り紙があります。
    水道
    炭捨て場が1箇所あります。
    雨の日の翌日だったからなのか、それとも普段からなのか分かりませんが、水が溜まっていました。
    まあ、水が溜まって無くても、火のついた炭を捨てるときは必ず水をかけて消火しましょう。
    炭捨て場
    トイレは、石段を登った所にあります。比較的きれいな公衆トイレです。
    トイレ


     注意事項の看板です。簡単にまとめると以下の様な内容です。

    注意事項

    • シートやロープ等での事前場所取り禁止
    • 利用時間9:00~17:00(火は16:30まで)
    • テント(多分タープも)ロープ含めて3.2m×3.2m 高さ2.6mまで
    • パラソルはしっかり固定
    • 強風注意報発令時使用禁止
    • 譲り合って使う事
    なお、有料側は事前予約制で縄張りサイズの規制は無く、さらに機材付きだそうです。バーベ急便なる業者?が運営してるっぽいです。



  3. 鶴見緑地
  4. 鶴見緑地のバーベキュー広場も有料と無料があります。ただしいずれも12月1日~2月末日までは休業です。因みに、調べに行った日(=これ書いてる日)は丁度12月1日でした(T_T)
    鶴見緑地のバーベキュー広場とか


    椅子広いテーブルも有って水道、炭火用の据付コンロも完備の様です。
    曖昧な情報ですが、何しろ丁度見に行ったその日から休業だったため、中に入ることさえできず、せいぜい不審者と思われない程度に柵の外から覗き込む(←十分不審者)ことしかできませんでした。
    画像も止むを得ず入り口からパシャリ。
    鶴見緑地バーベキュー広場
    奇遇にも見に行ったその日から休業でした



  5. 淀川河川敷公園
  6. 河川敷だけあって非常に長い公園ですが、バーベキューができる場所は限られています。公園は各地区に分かれていてそれぞれOKだったりダメだったりします。
    何度かやったことがありますが取り敢えず太子橋地区はOKです。
    太子橋地区バーベキューOK!
    トイレはこの画像のみならず、あちこちに散在しています。他の地区でも同様です。
    トイレは結構沢山あります
    水道は駐車場横のこの一箇所のみです。これも他の地区もほぼ同じです。
    まあ、冬とは言え土曜日の昼に3グループ程度しかいなかったので、一箇所でも問題ないと思います。
    水道はこの一箇所しか見当たりません

    ゴミ捨て場が無いのは言わずもがなですが、注意すべきは灰捨て場(炭捨て場?)も無い事です。これは割りと不便で、炭火が消えるまで待つか、水で消火してからゴミと一緒に持ち帰る必要があります。駐車場が夏以外は17:00までなのでギリギリまでのんびりしてると慌てる事になります。因みに6月~8月は19:00までですが、のんびりしてると結局同じ事です。

    さて、太子橋地区以外でバーベキューができる場所を、豊里大橋から摂大の近くにある橋までチャリで走って探しましたが目につくのは「〇〇地区全面禁止」の看板ばかりです(大泣き)
    八雲野草地区バーベキュー禁止
    大日地区バーベキュー禁止
    仁和寺野草地区バーベキュー禁止

    ・・・と言うか、現地を走っているときには全然気づきませんでしたが、こちらのサイトによると結構あちこちでできるみたいです。

    最初からここを見とけば・・・il||li _| ̄|○il||li



  7. 寝屋川公園

  8. 専用のバーベキュー場ではありませんが、ここも無料でできます。
    バーベキュー指定区域

    注意書きの要約は以下の通りです。 
    注意書き

    • 指定区域内でする。
    • 直火禁止
    • ゴミ持ち帰り
    • 火災予防 

    ただし寝屋川公園は丘の上です。
    大阪方面からチャリで行くとなると第二京阪道路沿いの心臓破りの三段坂をクライムするか、打上川治水緑地の方から大きく迂回するしかないので、個人的にここでするのはちょっと億劫です。
    とは言え既に何回も行ってはいますが。

    この日は土曜日でしたが3グループほどやってました。日曜日は分かりませんが、多分空いてるのではないかと思います。
    設備は結構きれいです。
    トイレおよび水道
    全体