2018年12月24日月曜日

清滝峠のトンネルの歩道への行き方判明!

えー、国道163号線の大阪-奈良間をつなぐトンネルは清滝トンネルと言います。清滝トンネルと言えば京都の心霊スポットで有名らしいのですが、それとは違います。正確には、奈良から大阪に向かうのが「清滝第一トンネル」、その逆が「清滝第二トンネル」です。清滝トンネルは基本的には自動車専用道路です。基本的にと書いたのは、以前書いたように道路の外から見ると、第二トンネル側(以下「右側」と記述)に歩道が見えるからです。
目を凝らして見ると交通標識は歩行者・自転車専用みたいです。しかし、そもそも自動車道路の中にあるので、そこまでどうやって行けば良いのかがよく分からず、ずっと気になっていました。
 と言う事で、今回はなんとしてでもこの歩道をキタカワチパスファインダー号(ママチャリ)で通行してやろうとの、固い決意とともに、探索して参りました。
行き方不明┐(´д`)┌

さて、自転車で清滝峠(国道163号線)を麓から登ろうとすると、奈良方面側(以下「左側」と記述)の国道の更に外側にある側道の様な道を、自然と走らされる事になります。で、その道から自動車道を挟んで反対側に見える歩道に行こうとした場合、常識的には一番最後にある陸橋を渡れば良いと思うのが自然です。

で、前回はこのセオリーに従ってみたところ、陸橋の下には歩道が見えていますが、橋を渡って国道沿いに数十メートルほど行くと重機やら土砂で道が塞がっており、歩道まで降りられませんでした。
そこで、今回はスタートから道路の右側を通り、何が何でも道路の右側を登り続ける決意でチャレンジしました。
 
てことで、本格的な自転車乗りの人達から清滝峠のクライミングの起点とされているらしい中野ランプ、これを左に行くのではなく右の住宅街を抜ける道を登ります。
中野ランプを、右側から攻める

 しかし、いくらも登らない内に崖と林とフェンスに阻まれ、自動的に左側に掃き出されてしまいます。
ここは一旦我慢です。
自動的にすぐ左に掃き出される。

しばらく左を走ることに甘んじつつ、虎視眈々と右へ出るチャンス伺います。

そしてすぐに機は訪れました。
再び右側に出る道発見、すかさず右の道に出てひた走ります。
不死鳥のごとく右に返り咲く

しばらく登ると再び難関が。
今度は遊歩道に車やら部品やらなんやらが放置(?)されていて、簡単には通れそうにありません。




でも、ここは学生時代の大先輩の狂ヒロのオッタン(仮名)から聞きかじったパスハンティング(自転車担いで登山)です。
ママチャリ担いで、廃車の山を超えていきます(←大げさで紛らわしい表現)

第一難関(通れない)
第一難関(通った)

廃車(?)の山を越えると、再びママチャリを駆り、結構起伏のある(0~15°前後?)遊歩道をひたすら登ります。
分岐点
暫く行くと、分岐に差し掛かりました。


道しるべの石碑があり、「上清滝道標」と言う文字以外は、何が書いてあるのかよく分かりません。
いや、そんな事より、よく見ると分岐を左に進めば、車道の脇を通る歩道に出られるではないですか!
そうです!ついに夢にまで見た国道163号線の右側の歩道に出くわしたのです。

道路の向こうには、苦汁を嘗めた前回のルートも見えますが、何故か遠い昔の様に思えます。
上清滝道標の石碑

さて、左は見紛う事なき163号線の歩道です。
が・・・ここまで何が何でも右へ右へと強引に進んで来たためでしょうか、体が自然と右へ行こうとしてしまうのです。もはや自分の力では抗う事さえできません
分岐(上清滝道しるべ)

で、右に進むのですが・・・100mも進まない内に(写真では分かりにくいですが)結構な斜度(推定20°)、しかも雨上がり濡れた落ち葉、、、もはや滑って転ぶ予感しかしません。。。

危険回避能力人一倍強いぉぃ君です。考えるまでもありません。
滑って転ぶ予感しかしない
てことで分岐点まで引き返しのルート、国道沿いの歩道を進むことに。。。
この道があの日見たトンネルの右側の歩道へと続いていることを願いつつ、前回降りられなかった陸橋の下のアーチをくぐり抜けます。
この道がトンネルまで途切れませんように・・・


遠目にトンネルの入り口が見えました歩道もしっかり続いています
やっとトンネルが見えた

やりました(号泣)ようやくトンネル入口に到着です。
やはり標識は歩行者・自転車専用道路です。
ようやくトンネルです。


トンネルの長さは1,116mです。長く緩やかな上り(5°以下)で奥の方で左にカーブしているので出口は見えません
もちろん迷いなくトンネル内を突き進みます。
出口は見えません
交通量は疎らですが、なぜかドライバーの人々と目が合ってしまいます。
その眼差しは心なしか冷たく感じました(←多分気のせい)
やたらドライバーと目線が合う

冷ややかな視線(←気のせいだってば)にさらされながらどうにかトンネルの出口まで到着しました。
出口に到着
トンネルの向こうはが降ったり止んだりしていましたが、雨合羽を着るほどではありません。
トンネルを奈良県側に出たところ
そのまま歩道を進みますが50m程も行くと、自動車道路のランプが行く手を遮ります。なんとかして向こう岸(?)の歩道に渡れないかと見回しますが柵でそれ以上進めません
柵で真っ直ぐ進めない












仕方なく道なりにUターンすると、すぐに車道へ出られる隙間がありました。
道路の向こう、真正面には「歩行者、自転車は右折して旧街道へ」の標識がありますが、奈良方面とは書かれていません。しかも標識に従って右に進むと清滝峠で、それを超えると大阪に戻ってしまいます。私は奈良方面に行く道を探しているのです(行くとは言っていない)
「歩行者、自転車は右折して旧街道へ」の標識












とは言え左に進むと自動車道路の大阪方面のランプです。道路を横断すれば一応歩道はありますが金網のフェンスがあり入れません。したがってどちらに行くにしても車道を走るしかないのです
つまり、まとめるとこんな感じです。
左へ進む場合(写真では右方向)は道路を渡らなければ、大阪方面の自動車道路です。なので道路を渡って奈良方面から向かってくる車道の右端を進むしかありません。
しかしその道は自動車道路の出口のランプなので路肩は狭く元来人や自転車が通れるような作りではないのです。
「出口付近の理不尽さ」まとめ
交通量は少ないのですが、それだけにむしろ自動車は結構なスピードで通り過ぎます。大型トラックも思いの外多く、しかも自分は逆走です。結構怖い思いをするでしょうし、そもそもコンプライアンス的にはどうなんでしょうか?
とにかく、はっきり言って自転車の扱いが雑過ぎます。理不尽です。ええ。

思案の末、自転車を降りて徒歩で金網のフェンス沿いに進んで、自転車が通れそうなルートを探してみる事にしました。数十メートルほど進むとフェンスが無くなり代わりに高さ70cmほどの柵になりました。自転車が通れそうな隙間はありませんが、担いでまたげばなんとかなりそうです。
自転車まで戻るのも面倒なので、そのまま柵を超え徒歩で下ってみることにしました。
道路を渡ってみたが、金網フェンスで歩道に上がれない

しかぁぁぁぁし!
百メートルほど下った辺りで、突如歩道が通行止めになっておるではございませぬか!
道路の拡幅工事か何かでしょう。他に続く道はありません。
万事休すってやつです(爆)
歩道が通行止め

肩を落として踵を返し、仕方なく再び、自ら作った不要な工(行?)程を引き返し、トンネルの出口に向かって登ります。
トンネル出口まで戻る

しかし、このままとぼとぼとトンネルから大阪方面に戻るには、自分は諦めが悪すぎます。その前に、標識に従いトンネル出口を超えて山頂方向に進んでみることにしました。
すると何ということでしょう!
100mも行かない内に突如奈良方面の標識が出現!
上に戻って見ていただけば分かりますが、最初にあった標識には「奈良方面」などとは一言も書いていませんでした。
「大阪方面」に向かってしばらく戻って初めて「奈良方面」の看板が見えるのです。
最初の「歩行者、自転車は右折して旧街道へ」としか書かれていない看板を読んで、まさか大阪方向に戻らなければ奈良方面に降りられないとは、誰が想像できましょう。。。。。もっと手前に書いておけよ!
奈良方面へのルートは大阪方面に有りました

奈良方面へ行く道を探して大騒ぎしておりましたが、実は特に奈良に用事がある訳でも無いので、ここで帰途につくことに。
ただ、来たトンネルを戻るのも芸がないので、清滝峠を越えて帰ることにしました。
清滝峠頂上

清滝峠の奈良→大阪ルートは、大阪→奈良ルートより気持ち楽な気がします。峠のお地蔵さんにパンパンとご挨拶して峠の交差点を大阪方面に降ります。
因みに交差点を左(下の写真では右)に折れて数キロ行くと、先日踏破した阪奈道路に突き当たります。 
さようなら清滝峠・・・
てことで、帰りは清滝街道(?)を、効かないローラーブレーキを駆使しつつ下って参りました。

0 件のコメント:

コメントを投稿