2019年1月7日月曜日

芥川-淀川合流地点の生態系などについて

芥川-淀川合流地点は自然の宝庫です。
一度この近くで建物調査を実施した折に、ふと散策したのをきっかけに、その後も何度か足を運んでいます。そして、この辺りは自然保護の観点からも非常によく考えられているのではないかと、門外漢ながら感心してしまいます。

元々大阪平野はその殆どが河内湖という大きな内海でしたが、そこに土砂が徐々に流れ込み、長い時を経て多くの中洲と河川に分れたという地質学的な歴史があります。そして、その河川の中で最も大きなもの淀川です。

淀川は平安時代の頃から、瀬戸内の島々や西国などと、当時の都を結ぶ交通の大動脈としての役割を担っていました。同時に大阪もまた水利用や舟運に恵まれた「水の都」として発展し続けました。


ところが、その一方で氾濫洪水がたびたび発生し、人々は大きな被害に見舞われていました。また、あちらこちらに浅瀬が有るなど、まだまだ舟運に適さない部分も残っていました。なので非常に古くから大規模な河川の浚渫(川底に溜まっている土砂をさらうこと)や護岸工事造成工事などが盛んに行われて来ました。日本最古の人工の土手である茨田堤(まんだのつつみ)などはその名残の一つです。


そして、現在まで治水安全性を最優先させて来たがため、生息する生物にとって大変住みにくい環境を強いて来たのです。例えば川面と河川敷の間は2m前後の段差があったりして、水辺の生物行き来できません。更に両者は全く異なる環境であるため生息する生物の種類も異なります。

そこで、現在の取り組みとして、これを自然の地形に近づける為に切り下げ工事を実施して段差をなくし「水陸移行帯」を造成して、元来湿地帯と河川の両方生息域としていた生物、また湿地帯と平地の両方生息域としていた生物の、生息域を確保したり広げたりしています。

是非ともこの素晴らしい取り組みや、その様子、広がり増えつつある様々な自然をカメラやドローンを使って撮影し、皆さんに知ってもらいたいと思いました。専門家ではありませんが少しでも、この隠れた素晴らしい事業知ってもらえればと思うのです。
しかし、大阪府下の公園はすべてドローン飛行禁止で、残念ながら淀川の河川敷はその大部分が淀川河川敷公園になっています。
ただ、何にでも例外はあるとの根拠のない信念で一応河川敷公園の管理事務所に聞いてはみたのですが、公園内でのドローンの飛行は許可しないとのことで、詳しく説明しようにも、話を聞いてさえもらえず、取り付く島もありませんでした。要するに門前払いです。

ただ、運良く(?)このエリアは河川敷公園ではありません。また、河川法では河川の自由使用の原則と言うのがあって、誰かの邪魔にならない限り誰でも自由に使用することが保証されています。そこでこのエリアを管理していると思われる茨木土木事務所様(茨木土木事務所様に問い合わせたところ、淀川と芥川の合流点はその付近を含めて淀川の管理者は国土交通省との回答をいただきました。ありがとうございました。2019/01/09)国土交通省淀川河川事務所高槻出張所様に問い合わせてみることにしました。
もちろん、私自身資格国交省の許可も得ており、人口密集(DID)地区での飛行も普段から業務で行っていますが、このエリアはDID地区でも空港周辺でもないので航空法などによる規制はありません
なので、土地の管理者が個別に規制を設けていなければ、細心の安全性を確保の上で飛行可能です。
ということで、撮影について制限や規制が無ければ良いのですが、回答あり次第UPしますのでお待ち下さい。

2 件のコメント:

  1. やっぱ公園は許可降りないんですね
    こんなだから取り組みに賛同してくれる人が少ないんだよなぁ
    府下の公園はドローンは絶対ダメって姿勢がなんでそんな目の敵?wwwって思う
    最近は野球さえもできない いったい何のための公園? ほんとバカだね
    所詮は役所どうせ許可出すのが面倒だとか責任負いたくないとかでしょう

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  2. 杭洲様いつもコメントありがとうございます。
    まあ、皆さんお仕事なんで仕方ありませんね。
    本日分かりましたが、結局公園外でも淀川は水上も河川敷も、土手から土手まですべてドローン禁止との事でした。・・・非常に残念です。

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