2018年8月21日火曜日

ちゃり(その9)

さて、ブレーキレバーが届きました。
図01


何種類かのブレーキに対応しているらしく、この樹脂製のピン?で切り替えるみたいですが、いじってる内に外れてしまい、元々どんなふうに付いていたか分からなくなってしまいました
適当に戻したのですが少し不安です。(爆
図01












グリップも届きました。
エルゴグリップ?と言うらしく、手のひらが痛くならないように厚手で、柔らかく、しかも手のひらが当たる部分の面積が大きく平たくなっています。
図02













しかし、取り付けてみたところ、グリップの長さが最初のもの(自分で切った)より長いためシフトレバーの更に奥にあるブレーキの取り付け部分は、ハンドルバーの曲がっているところまで行ってしまい、ブレーキレバーが斜め上に突き出てしまいます
おまけにシフトレバーの内側にあるので人差し指と中指をかけるのが精一杯で、制動力もかなり落ちそうです。
そもそも下り坂の恐怖感からブレーキレバーを交換したのに、これでは本末転倒です。。。
根本的にはハンドルバーが曲がっているのが原因です。つまり、ハンドルバーを真っ直ぐなタイプにすればいいのです。
すかさずアマゾンでプチっとやったのは言うまでもありません。
図03




ということで、取り替え後がこちら。意外と安かったのでカーボン製にしてみました。僅かながら軽量化です。心なしかママチャリ感が削がれたのは少し残念ですが、乗った感じでは前より多少低くなった以外、全く違いは分かりません。
ブレーキレバーは、斜めっていたのが真っ直ぐになったのは良いのですが、やはりシフトレバーの内側なのでグリップからかなり離れてしまい、結局は人差し指と中指のツーフィンガーでブレーキをかける事になりましたが。

図04












次はサドルです。
そもそもは、夏場ズボンのおしりが汗でお猿さんのおしり状態(うちの子談)になってしまうので、通気性の良い穴開きサドルに取り替えたのでした。
しかーし、ある日乗ったところ、汗もかいていないのにズボンのお尻の部分がびしょびしょに!
シートは乾いていたのになぜ?
原因はシーム(縫い目)です。ここから前日降った雨水が染み込んでいたに違いありません。
図05












で、取り敢えずこんなものを購入してみました。
いつ雨が降るかわからないので、自宅に停めてる時は常にかぶせるようにするつもりです。

あと、 このシートに変えたからというわけではありませんが、逆に真夏のカンカン照りの日は表面が熱くて座れたものではありません。それはもう冗談ではなく
図06














で、こんなものを百均で購入しました。
内側がラバーになっている小物入れです。 
図08











このように使います。
このまま乗っても良いのですが、すぐすり減りそうなので、乗る時は外します。ファスナーなので付け外しも楽です。
結構な照りつけでも、サドルは座れる程度の表面温度を保持してます。
効果抜群です。
図07











これに味をしめて、同じく百均でペットボトルホルダーも購入。
グリップも大概熱いので。
図09













このように使います。
これも効果てきめん。握れる程度の表面温度を保持してます。
図10










で、最後はカバーシートです。
せっかく交換したチェーンやら、変速機が錆びてはMOTTAINAI(英語)ので。
ただ、自分の性格を鑑みると、多分使うのは最初の数ヶ月程度だと思いますが。
図11











さて、今回のプロジェクトを決意した当初の条件をもう一度おさらいすると以下のとおりです。

1.結構雨ざらしになる過酷な保管状況でも錆びない
2.登りは今より軽く、下りは今よりペダルゆっくり
3.段差でもチェーンが外れにくい
4.安い
5.壊れにくい
6.上りの途中で「ぐはっ」て思ってからでも変速できる
8.電動ユニットは邪道

一つずつ検証します。

1.結構雨ざらしになる過酷な保管状況でも錆びない
 変速機は内装式、サドルポストにキャップもした、しかも邪道だがカバーシートもあるため ◎

2.登りは今より軽く、下りは今よりペダルゆっくり
 打ちっぱなし場までの高低差50mは楽勝。
 それどころか打ちっぱなし場を通り越して(意味はないが)更に100m以上登る事もその気になれば可能 ○

3.段差でもチェーンが外れにくい
 外装変速機ではなく、テンションも調整済みのため ○

4.安い
 不要なものを結構買ってしまったため結局4万円くらいかかったた。
 いやぁ新車買ったほうがずーっと安い! ×
 
5.壊れにくい
  内装変速機が壊れることはないと思う。
 しかし、リアフェンダーの支えが樹脂製の片サドル流用でいつ外れるか不安感有り △

6.上りの途中で「ぐはっ」て思ってからでも変速できる
  力を込めて漕いでる最中に変速すると良くギア抜けする ×

8.電動ユニットは邪道
 自力で走ってます ○

それと、重量の増減ですが、当然内装変速機は元のハブより重い(約1.66kg)ので、元のハブとの差だけ増えてるはずです。で、改造前と同様に体重計二つで計ってみました。
図12







リアは13kgです。改造前が12.5kgだったので0.5kg増です。思ったより増えてません。
ただし、持ち上げてみると重くなったのがはっきり分かります。
図13












フロントは7kgです。改造前は6kgだったのでこちらは1kgも重くなってしまってます。
しかし、リアの増分より大きい理由がよく分かりません。変速機、エルゴグリップ、ブレーキレバーくらいしか変えてませんし、純粋に増えたのは変速機だけです。なぜでしょうか?

まあとにかく合計重量は20kgで、元々が18.5kgなので1.5kg増です。
ハンドルをカーボンに、サドルポストをアルミ合金にした事は軽量化にはあまり寄与しなかったみたいです。
図14













さらなる軽量化としてはリアフェンダーの樹脂化、キャリアの小型化、前後のかごを外す、スタンドをシングルにするなどが考えられますが、どれもママチャリ感が削がれてしまう気がします。
これ以上キタカワチパスファインダー号(←マイチャリ)の原型をとどめたままのダイエットは難しいかも知れません。

多角的所見では、それよりも自分がダイエットする方がずっと効果的な気がします。て事で標高差50mのゴルフ練習場へ、往復10kmをこいつで足繁く通って己が体重を2kg減らす事にします。

先日は、こいつで往復25km程のところまでドローンの練習にも行きましたが、その件はまたいずれ・・・






2018年8月17日金曜日

ちゃり(その8)

えー、キタカワチパスファインダー号(←マイチャリ)を内装8段変速化し、早速ゴルフの打ちっぱなしに行って参りました。上り坂も、直線も非常に楽ちんです。一度、急な上りでおばちゃんの電動アシストに抜かれましたが、とるに足らないことです。全然悔しくありません。ましてや「ちっくしょぉぉぉぉぉぉっこうなったら最高速を犠牲にしてでもスプロケを16歯から18歯に交換すれば・・・。」 なんて思ってません。

本当です。ええ。ははは。

ギアは4速が直結(変速なしの状態)ですが、スプロケが元の14歯から16歯に変わったため少し忙(せわ)しない感じですが、5速にすると前と同じくらいな気がします。

ただ、気になった事が三点ほど。
  1. チェーンがあまりにもぱっつんぱっつん過ぎて漕ぐと違和感満載
  2. ここ何十年か近所までしか走らなかったからか、7km地点辺りから、手のひらとお尻がかなり痛くなる
  3.  改造前からですが、夏場は少し走るだけでもズボンのおしりが汗でびっしょり。うちの子いわく「お猿さんのおしり」。
  4. バンドブレーキからローラーブレーキに変わったので効きが悪く、樹脂製のブレーキレバーだと下り坂で折れないかと、かなり不安
の四点でした。
なので取り合えずチェーンを長いものに交換、サドルは柔らかく且つ通気性のあるものに交換、せっかく短く切ったけどグリップも柔らかいものに交換、そしてブレーキレバーを金属製に交換することにしました。
まずはチェーンです。
アマゾンでポチッとすると、溶融亜鉛めっきっぽいのが届きました。
図01

既設チェーンを外して。
図02
新しいのに取り替えます。
長さは、将来スプロケを18歯に増やしても対応できるように少し余裕をもたせました。
図03









次にサドルですが、取り付け方によって何種類かあるみたいで、取り敢えず今の形状を把握するために外してみた所、サドルポスト?がご覧の通り錆っ錆!
で、こいつも錆びにくいアルミ製のものに交換することにしました。
図04















御覧ください。
おしりが痛くならないように厚手で、しかもズボンが汗でお猿さんのおしりにならないように、通気性の良い穴あきサドルです。
タマタマの収まりも良さそうです(^^v

ただ、この穴のちょうど真下あたりにサドルポストがあるので、雨が降るとこの穴からサドルポストの中(=フレームの中)にまるでジョウゴのように雨を集めて流し込むのは想像に難くありません。多分フレームの内側は塗装などの防錆処理はしていない気がします。一応自転車をひっくり返して確認しましたが、水抜き穴らしきものも見当たりません。雨水が流れ込むと何日間かは中に溜まったままになるのは明らかです。
月日を経る内に、錆が全体に回り、いつか走ってる内にバラバラになる、なんて事は是非とも避けたいものです。
図05
そこで、何かめぼしいものはとコーナンを物色していると・・・ありました。
日曜大工などで活躍するイレクター(又はスペーシア)のキャップです。
こいつをキャップにすれば中に雨水が入ることもありません。サイズもぴったりです。多分。
図06
















思った通り、キャップはまるでこのために作られたかのように、怖いくらいぴったりです。

さすがイレクター(又はスペーシア)です。
関係ないけど、そういえばイレクターとスペーシアは訴訟問題が有ったような・・・。
図07

ブレーキレバーとグリップはまだ届かないため、取り敢えず試運転を兼ねて上記の状態で短距離サイクリングしてみました。
ロケ地は清滝峠の麓を少し登ったあたりで、自宅からの標高差は100mくらいでしょうか。素人(?)の私でも休み休み登ればどうにかたどり着けました。なお、麓では何台かのロードバイク?に出会いましたが、ママチャリでここまで(意味もなく?)登って来ているのは自分だけでした。と言うか登山者にも合いませんでしたが。

ただ、この日の気温は36度、流石におしりの汗はこのサドルの通気口では防ぎきれませんでした(笑
図07
こうやって写真を見るとハブのロゴがクールです。かっこいいです。
(人´∀`).☆.。.:*・゚

でも、それだけにフェンダーを留めてる針金が逆に目立ちます。手作り感があっていいのですが。

図08










という事で、後日コーナンでいいものを見つけたので購入ました。

それがこちら。
電線ケーブルを留める樹脂製の片サドル?です。フェンダーの支えの穴は、大きめのワッシャで 挟んで6mmのボルトで留めました。
図09






















2018年8月15日水曜日

ちゃり(その7)

グリップシフトが届きました。
なんと、例の金具もアウターワイヤーも付いています。つまり、どっちも無駄な出費だったと言う事です。
道理で例の金具がコモノセットに入ってない分けです。
道理でアサヒの一番若そうな女性店員さんが「普通は変速機についている・・・。」と言った分けです。
図01










ブレーキレバーをハンドルバーの曲がり始めの少し手前で留めて、シフトレバーを目一杯押し込んでもグリップは余ります。
まあ、想定内です。
図02











で、グリップをちょん切ります。
図03

ぴったりです。
図04
さて、コモノセットに入っていた回り止め金具(左は白、右は銀)をつけると、なんとフェンダーの支えかリアキャリアの支えが付けられません
どちらかを犠牲にする必要がありますが、そもそもゴルフの打ちっぱなしに行くための多段化改造です。例の黒いボルトと共にゴルフバッグをくくりつけるキャリアが無ければ意味がありません。
よって、フェンダーは諦めてキャリアだけを挟むことにしました。

図16
ただ、フェンダーの方もぶらぶらのままでは危険なので、取り敢えず針金で留めてみました。
見た目がかなりアレですが、ないよりはマシです。
図17

















取り敢えずは走れるようになりました。
ただ、スプロケが14歯から16歯に増えたためチェーンが、引っ張る金物を一番緩めてもぱっつんぱっつんです。
これは後でなんとかしたいです。
図18











何はともあれ・・・人知れず8段変速です。なんだかクールです。はっきり言って、かっこいいです。一人ほくそ笑んでしまいます。

乗り心地? もちろんサイコーです。
p(〇´∀`〇)q
図19



2018年8月9日木曜日

ちゃり(その6)

スプロケ届きました。
図01














手で簡単にはめられます・・・やはりここでもスプロケ外し出番はありません。 しかもそれをあざ笑うかのように、ぴったりです(←あたりまえ)
因みに、スポークが差し込んでありますが、差し込んでみただけで、リムにはつながっていません。

図02













スプロケはCリング?でハズれないように固定するのですが、このCリングが入りそうな気が全くしません。
言い換えると、入らない予感しかしません
もしかすると買うべきはスプロケ外しなどではなく、Cリング用のプライヤーだったのかも知れませんが、既に予算も底を尽きかけてます。これ以上「一生に一度使うかどうかわからない工具」を増やすわけには参りません。ここはなんとしてでも手持ちの工具で乗り切る必要があります。
図03




割り箸に挟んで見ました。手持ちの工具と言えるかどうかは別にして、全くダメ。ここからどうするのか思い浮かびませんし、それ以前にもっと広げる必要があります。
図04


そこで、即席の治具を作ってみたのがこちら。
プライヤーにタイヤレバー輪ゴムで止めただけですが、一応共に手持ちの工具です。
プライヤーはてこの支点の代わりをするだけなので、棒っポイものなら何でも良かったけど手近にあったのと、グリップの樹脂が滑りにくそうだったので。
図05
















使い方はこんな感じ。
なんとなくうまく行きそうな予感がします。
で、早速心躍らせながら使ってみた。しかし結果は、広げた瞬間ものすごいスピードでピンがどこかへ飛んでっただけ。比較的ピンが大きいので失くならなかったのは不幸中の幸い。
どうもタイヤレバーの先端が分厚すぎるのが原因か?
図06














往生際悪くあれこれ試してみたが全てNG。

途方に暮れつつ、他に方法がないかぼんやりする頭で考えながら、暇つぶしとダメ元で正攻法のマイナスドライバーで少しずつ地道に入れて行く手法を試してみたところ、なんと、すんなり入りました(爆

(図07~10)
図07
図08
図09
図10




















































バンドブレーキのドラム?を外します。前述の通り不要な工程となってしまったが、一生に一度使うかどうかの工具を買っちまったので使ってみたかっただけです。
しかし、これが結構硬い。手では絶対無理。手で抑えて足を使っても、タイヤが不安定で力を込められない。
で結局、壁と土間コンに押し付けて両手でしっかり固定しつつ、サンダル履きの足でえいやっとやるとすんなり外れました。
同様のことで苦労している方が多いみたいなので、是非参考にしてください。
図11

閑話休題、ホイールを組む人たちのブログなどを見てると、殆どが「ホイールセンターゲージ」なるものを駆使しているが、ぉぃくんは当然持ってません。安いものだと2千円くらいからありますが、既に予算ぎりぎりです、一生に一度使うかどうかの道具にこれ以上お金をかけたくありません
 
で、取り敢えずこんなモノを作ってみた
センターを合わせる(つもり)の治具(木製)です。ボルトを合わせてホイールをひっくり返せばどっちに寄っているか分かります。まー、機能するかどうかは二の次で単に作ってみたかっただけです。
そもそもスポークの長さは左右同じなので、同じ様に締めれば勝手にセンターが出るはず・・・多分。
図12







では、早速作業です。
まずは、スポークを全部外してリムだけにします。
電ドラで外そうとしたけど、マイナスドライバーなので上手く行かず、ホイールを傷つけるだけなので、結局手回しで外しました。

図13





















結構こだわりのある(=格調高い)こちらのサイトに書いてある様に、ハブのマークとバルブ穴?の位置を合わせつつ、バルブの前後のスポークがクロスしない様に組みます。(当該サイトに記載の内容と合ってるかどうかはあまり自信がないので、わざわざ検証しないこと)

図14












工程が2時間ほどすっ飛びますが、ホイールを組んでタイヤを嵌めて、フレームに取り付けたのがこちら。ほぼ完成です。
振れ取りに夢中になっていたため、画像を撮るのを失念しておりました。(爆
図15
















 シフトレバーを取り付けます。
なぜグリップ式ではなくレバー式にしたかと言うと、グリップ式はハンドルバーのアール部分にブレーキレバーの固定部分が取り付くので、レバーがグリップより上に斜めに突き出てしまうからです。
しかしそう考えたのが大失敗への分岐点でした。
図17

何も知らなかった頃のぉぃくんは、粛々と作業を進めます。
シフトのアウターケーブルの長さを調整するため切断。へしゃげてしまう(ぺしゃんこになること)と面倒なので先に不要な針金を通してから切断したけど、結局へしゃげてしまい、千枚通しのお世話になることに・・・。

切断後、グリスを注入するのを忘れずに!(←誰に言っているのか?)
図18

















ワイヤーをワイヤーカッター付きの超巨大アルミスリーブカシメ機でカットします。
工具がでかすぎるのは気にしないでください。ワイヤーをきれいにカットできそうな工具がこれしか無かっただけです。
図19


















で、心躍らせながら試運転したのですが・・・変速が1~3段くらいまでしか切り替わりません。しかも番号が逆です。後ろの変速機は1速なのに、シフトレバーの数字は8です。
でシフトレバーを4くらいにするとようやく2速に入ります。シフトレバーを1にしてギリギリ3速になります。
何を間違ったのだろう・・・で、いろいろググってみた結果(←普通は先にやる)、どうやらInter8のシフトは同じ8段用でも他のものは使えず専用のグリップシフトしか合わないらしい(ー_ー;)
ここは潔く認めよう・・・大失敗である。
シフトレバーは全く不要な、無駄な出費だったのである il||li _| ̄|○ il||li

日が暮れるまで愕然としていたのは言うまでもない。
で、この日の夜、どうにか気を取り直して、Inter8専用のグリップシフトをアマゾンでプチっとした。仕方なくグリップシフトが届くのを待つことに・・・(つづく)