えー、国道163号線の大阪-奈良間をつなぐトンネルは清滝トンネルと言います。清滝トンネルと言えば京都の心霊スポットで有名らしいのですが、それとは違います。正確には、奈良から大阪に向かうのが「清滝第一トンネル」、その逆が「清滝第二トンネル」です。清滝トンネルは基本的には自動車専用道路です。基本的にと書いたのは、以前書いたように道路の外から見ると、第二トンネル側(以下「右側」と記述)に歩道が見えるからです。 | |
目を凝らして見ると交通標識は歩行者・自転車専用みたいです。しかし、そもそも自動車道路の中にあるので、そこまでどうやって行けば良いのかがよく分からず、ずっと気になっていました。 と言う事で、今回はなんとしてでもこの歩道をキタカワチパスファインダー号(ママチャリ)で通行してやろうとの、固い決意とともに、探索して参りました。 |
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行き方不明┐(´д`)┌ |
しかし、いくらも登らない内に崖と林とフェンスに阻まれ、自動的に左側に掃き出されてしまいます。 ここは一旦我慢です。 |
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自動的にすぐ左に掃き出される。 |
しばらく左を走ることに甘んじつつ、虎視眈々と右へ出るチャンスを伺います。 そしてすぐに機は訪れました。 再び右側に出る道発見、すかさず右の道に出てひた走ります。 |
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不死鳥のごとく右に返り咲く |
しばらく登ると再び難関が。 今度は遊歩道に車やら部品やらなんやらが放置(?)されていて、簡単には通れそうにありません。 でも、ここは学生時代の大先輩の狂ヒロのオッタン(仮名)から聞きかじったパスハンティング(自転車担いで登山)です。 ママチャリ担いで、廃車の山を超えていきます(←大げさで紛らわしい表現) |
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第一難関(通れない) | |
第一難関(通った) |
さて、左は見紛う事なき163号線の歩道です。 が・・・ここまで何が何でも右へ右へと強引に進んで来たためでしょうか、体が自然と右へ行こうとしてしまうのです。もはや自分の力では抗う事さえできません。 |
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分岐(上清滝道しるべ) |
で、右に進むのですが・・・100mも進まない内に(写真では分かりにくいですが)結構な斜度(推定20°)、しかも雨上がりの濡れた落ち葉、、、もはや滑って転ぶ予感しかしません。。。 危険回避能力は人一倍強いぉぃ君です。考えるまでもありません。 |
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滑って転ぶ予感しかしない |
てことで分岐点まで引き返して左のルート、国道沿いの歩道を進むことに。。。 この道があの日見たトンネルの右側の歩道へと続いていることを願いつつ、前回降りられなかった陸橋の下のアーチをくぐり抜けます。 |
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この道がトンネルまで途切れませんように・・・ |
遠目にトンネルの入り口が見えました。歩道もしっかり続いています。 | |
やっとトンネルが見えた |
やりました(号泣)ようやくトンネル入口に到着です。 やはり標識は歩行者・自転車専用道路です。 |
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ようやくトンネルです。 |
そのまま歩道を進みますが50m程も行くと、自動車道路のランプが行く手を遮ります。なんとかして向こう岸(?)の歩道に渡れないかと見回しますが柵でそれ以上進めません。 | |
柵で真っ直ぐ進めない |
仕方なく道なりにUターンすると、すぐに車道へ出られる隙間がありました。 道路の向こう、真正面には「歩行者、自転車は右折して旧街道へ」の標識がありますが、奈良方面とは書かれていません。しかも標識に従って右に進むと清滝峠で、それを超えると大阪に戻ってしまいます。私は奈良方面に行く道を探しているのです(行くとは言っていない) |
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「歩行者、自転車は右折して旧街道へ」の標識 |
思案の末、自転車を降りて徒歩で金網のフェンス沿いに進んで、自転車が通れそうなルートを探してみる事にしました。数十メートルほど進むとフェンスが無くなり代わりに高さ70cmほどの柵になりました。自転車が通れそうな隙間はありませんが、担いでまたげばなんとかなりそうです。 | |
自転車まで戻るのも面倒なので、そのまま柵を超えて徒歩で下ってみることにしました。 | |
道路を渡ってみたが、金網フェンスで歩道に上がれない |
しかぁぁぁぁし! 百メートルほど下った辺りで、突如歩道が通行止めになっておるではございませぬか! 道路の拡幅工事か何かでしょう。他に続く道はありません。 万事休すってやつです(爆) |
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歩道が通行止め |
肩を落として踵を返し、仕方なく再び、自ら作った不要な工(行?)程を引き返し、トンネルの出口に向かって登ります。 | |
トンネル出口まで戻る |
奈良方面へ行く道を探して大騒ぎしておりましたが、実は特に奈良に用事がある訳でも無いので、ここで帰途につくことに。 ただ、来たトンネルを戻るのも芸がないので、清滝峠を越えて帰ることにしました。 |
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清滝峠頂上 |
清滝峠の奈良→大阪ルートは、大阪→奈良ルートより気持ち楽な気がします。峠のお地蔵さんにパンパンとご挨拶して峠の交差点を大阪方面に降ります。 因みに交差点を左(下の写真では右)に折れて数キロ行くと、先日踏破した阪奈道路に突き当たります。 |
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さようなら清滝峠・・・ | |
てことで、帰りは清滝街道(?)を、効かないローラーブレーキを駆使しつつ下って参りました。 |