さて、CPUとクーラー(リテール版)を取り付け、次はいよいよディスクドライブである。
システムドライブはSSD120GB、 ADATA製のS510(SATA 6Gb/s)だ。しつこいようだが転送速度は今使っているパソコンの SATA 3Gb/s の2倍に違いないと、自分の中ではもはや疑う余地すらない心理状態である。
しかし、持った感じがヤケに軽いのが気になる・・・・大丈夫なのか・・・イチモ、ぁぃゃ一抹の不安が脳裏をよぎるが、案ずるより産むが易し(←微妙に誤用?) 取り敢えずケースから出してみよう。
内容物はSSD本体、3,5''ベイ用のアルミニウム製マウンタ、取説、ビス類と、ありきたりの内容ではあるが、取り敢えずマウンタがあるのは嬉しい。
前述の通り筐体が無いのに、なぜ?と思われるかも知れないが、筐体がなければSSDは当然テーブルか棚か床に直置きとなる。
私の部屋はおおよそ電子部品にとって優しいと言える環境ではない。塵埃の類ならまだしも、場合によっては金屑や針金など、電子部品にとって非常に危険なトラップ系アイテムがてんこ盛りだ。ここに設置されるにあたり、彼ら電子部品たちには願わくばそれらから身を守るための何かが必要なのだ。そしてマウンタがあればわざわざそれを探したり作ったりする必要もない、むしろ筐体がないからこそマウンタがありがたいのだ。
さて、SSD本体をマウンタに取り付けるだけでは当然つながらない。で、肝心のケーブルをどこに接続すればいいのかとマザボに目をやると、それらしい端子が並んでいる。右の方にSATA6GB_1 ~_4 までの文字が見て取れ、残りの端子は3Gと記載されている事から、どうやら6GB/sに対応しているのは右の4つであることはほぼ間違いない。そこまでは私にでも分かる。
しかし、では、この4つの内のいったいどれに繋げば一番速いのか、それともどれにつないでも同じなのか、ここが問題だ。。。
マニュアルにざっと目を通してみると、画像右端のネイビーブルーの端子が「Marvell」、その左隣りの白い端子(、マニュアルではグレーと表記されている)が「Intel」だそうだ。「Intel」がメーカー名であることから、恐らく「Marvell」もそうであろうことくらいは想像に難くないが、素人の私には余り馴染みのない名前ではある。で、取り敢えずは安全策?と言う事で、大きな勘違いをしている危険性があることには目をつむりIntellの端子へ繋いでみることにした。
さて、ここで再び選択肢だ。マザボに付属のケーブルにはプラグ部分が白いタイプと黒いタイプの2種類ある。果たしていったいどちらに繋いだ方が速いのか、それともどちらでも同じなのか。。。はたまた間違えた方に繋ぐと認識しなかったり、最悪の場合は故障したりするのかしないのか。。。しかも、コネクタの片側は先っぽが直角に折れ曲がっているぞ。。。(-''-;)
で、必然的に根気よくあれこれ調べるハメになるのだが、そうしている内にふと、黒い方のケーブルのプラグ部分に、老眼の初期症状が認められる私の目でかろうじて判読できる程度の文字で、ASAPと刻印されている。ただ、これだけではこのケーブルが6Gに対応しているかどうか分からない。
てか、そもそもASAPって何? 以前勤めていた会社の設計担当に「あさピー」なる変わり者はいたが・・・そう言えば、ASAPなる略号?を「できるだけ早く」みたいな意味で使う種類の人たちもいたりする。気取った感じだが、さてはこのケーブルを作った人たちもその一味で「転送速度をできるだけ早く (速く?) 行おうと頑張るケーブル!」的な思いが込められているのかも知れない。← (ヾノ・∀・`)ナイナイ
思い悩んでいてもしかたがない。案ずるより(以下略)今度はもう一方の白い方に目をやってみる。と、そこにはこれまた老眼・・・【中略】・・・分かる程度のサイズで、しかしはっきりと「SATA6GB/s」と刻印?されている。
何が違うのかはさておき、ここまでさり気なく親切に記載されているのだ。せっかくだからお言葉に甘えさせて頂くとしよう。これでダメなら差し替えるだけだ。壊れたら壊れた時、ここは思いっきりが・・・と言うほど大した事ではないか・・・。
えー、まさかこれを読んで接続方法の参考にする人などいないとは思うが(←ほんと、やめてください)、後でダメだった時の為にまとめておくと、取り敢えず白い方のケーブルはSSDとマザボの白っぽいコネクタとの接続に、黒いケーブルは3TBのハードディスクとマザボの水色のコネクタに繋いでみた。
で、ケーブルの端が直角になってる側をマザボとSSDのどちらにつなぐかという問題だが、これはマザボ側のジャックが2階建て?構造なので、ここに直角タイプをつなげてしまうと下の段が使えなくなる。よって必然的にSSD側につなぐこととなった。
こういう時に使う慣用句の様なモノが思い浮かばない・・・習うより慣れろ・・・少し違う、聞くは一時の・・・更に離れたか・・・まあそのうち出てくるだろう。
SSDは、前述の通りケーブルがコネクタから直角に真下に出ているため、コネクタ側が宙に浮いてしまう。当初イメージしていた「直置き」とは少し違うが、そこはかとなく微妙なお茶目感を醸し出していて、まあこれも一興というものだ。
そうだ、思い出した。慣用句。 案ずるより産むが易し・・・うーん(ーー;)・・・確かにこれだが、何かしっくり来ない。無駄に慣用句を使うのはやめよう。
先ずはUSB3端子を繋いで見ることにしよう。
しかし、ここでまた一つ問題が発生した。マザボについてきたUSB3コネクタはリアスロット用のブラケットである。。。ケースのない状態で、こいつを一体何のどこに固定すればいいというのだ。。。取り敢えずぶら下げておくか。。。。こういうのを世間では「問題の先送り」と言うのかもしれない。
ぉぃくんが問題を一つ先送りした。経験値が1下がった、そんな気分だ。
さて、次はハードディスク・・・と行きたいところだが、まず待てまず待て、ここは一つ落ち着こうではないか。急いては事をし損じる、だ。
また無駄に慣用句を使った気もするが、まずはSSDだけでOSをセットアップして、しばらく様子を見る。そうした方が不具合が出た場合の問題の切り分けが楽だからだ。
このあたりは20年前にSEっぽい事をしていた経験が活かされる数少ないシチュエーションの一つだ。
よって、次はいよいよ電源ユニットだ、誰も期待はしていないと思うが、さりげなく次回予告をして、今日の所はこの辺で筆を置くとしよう。