2018年7月3日火曜日

ちゃり(その2)

最初にお詫びです。
内装変速機付きハブのオーバーロックナット寸法(=エンド幅)を132~135mmと豪語しておりましたが、INTER-3の資料を良く見ると120.4/126.8とありました(スラッシュの意味は不明)。
お詫びして訂正いたします。m(_,,_;)m

てか、キタカワチ・パスファインダー号(=マイチャリ)の元々の、あるがままの寸法がすでに127mmだったので、なにもわざわざ足曲げせずとも余裕で入ったわけです(爆
てか、120mmだとすると広げるどころか、むしろ狭めても良かったくらいではないですか(ー_ー;)
しかも「ぉぃくん足曲げフレーム」へとフォルムを変えた今、エンド幅は更にワイドに生まれ変わり推定137mmです。現状はナットで無理やり締め付けてるので、何事もないかの様に納まってますが、実際は当初計画の132mmを遥かに凌駕した状態で、その爆発的な弾性エネルギーを内に秘めており、ボルトを外した瞬間、びょ~んとエンドが飛び出すのは火を見るより明らかです。

何?この胸一杯のやっちまった感・・・何やってくれてるんすか、先日のオイラ・・・il||li _| ̄|○ il||li

しか~し!お茶目でゲンキンなぉぃくんはその僅か0.5秒後に気を取り直し、やがて方針転換することを決意します。
まず、受け入れがたい事を、事実として受け入れる事から始めます。平静の祈りです。【以下Wikiより抜粋】
神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。

初めに「変えることのできないものを静穏に受け入れる力」です。エンド幅が137mmになっちまった。これは事実です。時間を巻き戻すことはできません。よしんばできたとしても、世界線が狂い必ずどこかに歪みが生じて取り返しのつかない事態をも招きかねません。それが世界の選択です。エル・プサイ・コングルゥです。
また、「強引」という領域を許容すれば、再度縮められなくも無いが、いくらオーステナイト系のなまし鉄(←きめつけ)だとしても、一度塑性域に達した為にそれなりに耐久強度が低下しているのは確かで、再度逆方向に塑性変形させると、ますます強度が低下するのは明らかです。特に溶接部分に存在応力が集中している事は想像に難くありません。古い自転車を延命させるのが目的なのに、これでは本末転倒です。なので、エンド幅は変形後の状態からの弾性域内に保持する事にします。
 
次は「変えるべきものを変える勇気」です。答えは2つです。内装ハブにワッシャか何かを噛ましてオーバーロックナット寸法を見かけ上137mmとするか、オーバーロックナット寸法が137mmくらいのものに内装変速機自体を変更するかです。
ただし、我がキタカワチ・パスファインダー号にはフェンダーやらキャリアやらいろんなモノがエンドの外側に付いてます。内側にワッシャを入れて外側に出ているボルトの長さを犠牲にすると、キャリアが付かないと言う大惨事を招きかねず、本来ゴルフクラブを運ぶための改造がこれまた本末転倒です。

で、採用した案は後者・・・大英断です・・・ええ。
見事なまでの「えられないものと変えるべきものを区別する賢さ」ではありませんか。この事を以てコペルニクス的転回と言わずして、一体何をコペルニクス的転回と言うのでしょうか(←違う)。キタカワチ・パスファインダー号(=マイチャリ)多段化計画への情熱が不死鳥の如く蘇り、ぉぃくんの小さな胸の内側から沸き立つ情熱がふつふつと再燃しているのが分かります。

で、調べた所、現在のエンド幅である137mmに最も近いオーバーロックナット寸法(=O.L.D)の内装変速機はINTER-11で、135mmでほぼ理想に近い事実上のトップ・オブ・O.L.Dですがラインナップが全てディスクブレーキのため、我がキタカワチ・パスファインダー号につける場合はフレーム形状の都合(キャリパーを取り付けるボルト穴がない)で後輪ブレーキ無しになってしまいます。一時流行ったピスト径チャリの様におまわり様に捕まって、略式起訴の上、罰金6千円です。と言うか、そもそも人を轢き殺しかねません。 
次点は内装5段のINTER-5か同じく8段のINTER-8で共にO.L.D132mm。現状のエンド幅とは5mmの差ですが、ナットで締めたとしても、なんとなく弾性域内を保持できそうです。

よってINTER-5とINTER-8が最終選考に残った分けですが、同じエンド幅なら当然段数が多い方が楽しそうです。ただし、値段はINTER-5が約1万1千円、INTER-8は1万6千円でその差5千円。結構違います。
しかし、今後10年以上乗るつもりです。差額5千円÷10年÷365日≒1.37円/日です。
打ちっ放しのボールが一球7~8円で、毎回100球前後打つ事を考えると、一日1.37円なんぞ無視できる金額です。で、ここはあっさりINTER-8に決定しました。

さて、実際に購入して組むに当たり事前調査した結果、INTER-8はどれもキタカワチ・パスファインダー号(←マイチャリ)に今付いてるバンドブレーキには対応してない様で、ローラーブレーキと言うのに交換しなければならない様です。こちらはディスクブレーキと違って付け替えることは可能です。ただ、このローラーブレーキもいろいろあるようで、ビラビラのヒートシンクがこれ見よがしに付いたフィンを誇らしげに持つ5,000円以上もする如何にも止まりそうなフラッグシップモデルから、普通のフィン付き、よく見ないと分からないくらい小さいフィン付き、潔いフィンなしで1,600円まで様々です。
まあ、普段は頻繁にブレーキをかける様な走り方はしないので一番安いのでもいいのですが、そもそもの目的たる打ちっ放しは山麓にあり、帰りは結構下りが続くため、念のために小さいフィン付きに決めました。

で、今回最大の難関のスポークです。そもそも今回の企画は、スポークが折れたことに端を発します。しかし、スポーク長は計算が結構ややこしそうなのです(-_-;)
でも、とりあえずいろいろ検索してみたところ、非常に有り難いサイトを発見!作成者様に感謝♡


図1


計算に必要なINTRER8の各部寸法はメーカー資料から、有効リム径はコンベックスで適当に計測して571~2mm(図1)















  • スポーク本数36本(数えた)
  • PCD92.6mm
  • センターからフランジまでの距離は資料では「フランジ径」とあるが多分これがフランジ間距離で58.3mmなので1/2として27.55mm
  • ハブスポークの穴径は不明なのでとりあえず標準の2.5mmと仮定
  • リム内径は上記測定結果より約572mm
  • スポークの組み方はバッテンが3箇所あるので多分6本組
 これで計算するとスポーク長は266mmとなりました。しかし、こんなんで合ってるのか、甚だ自信はありませんが、とりあえずこれで強引に進めます ( ー`дー´)キリッ


あ、それとあと必要なのは工具です。スパナ、ドライバー類は一通りあります。チェーン切りや、一瞬ドキッとする名前のニップル回し(;´Д`)ハァハァも何故か持ってます。
で、これ以外に多分ギア(スプロケ?)を脱着する工具が要る様な気がします。

で、結局必要なものは多分、恐らく、きっと以下の様になるのではないか、と思います。まあ、思うだけですが・・・。
  1. シマノINTER8ハブ付き内装変速機本体 型番:SG-C6011-8R
  2. シマノINTER8用コモノセット 型番:SM-8S31
  3. シマノ後輪用ローラーブレーキ(冷却フィン付) 型番:BR-IM31RF
  4. シマノ右レバー用8段変速機 型番:SL-M310
  5. シフト用アウターケーブル ブランド不問
  6. スプロケ脱着工具 ブランド不問
  7. スポーク(長さ266mm・・・多分)

で、プライム会員になっているアマゾンで検索してみると、長さ266mmのスポークは何故か全て10本セットしかありません。ほしいのは36本なので中途半端・・・。そこで、スポークだけあさひの通販で買い、その他は全て片っ端からアマゾンの買い物かごにぶちこんで行きます。

アマゾンの合計23,442円、あさひのスポークが898円。
あさひは3,000円以上で送料無料なのでついでにぼろぼろにひび割れて、ところどころ中の繊維が見えてるタイヤを前後交換することにして更に2,462円。
締めて26,801円!

そこ!変速付きの結構いい新車が買えるとか言わない。



















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あとは到着を待つばかり((o(´∀`)o))ワクワク

なお「知らない間に何か得体の知れない泥沼に足を踏み入れたのではないだろうか?」と言う気がしてならないのは、きっと気のせいでしょう。
つづく・・・

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