2018年7月17日火曜日

ちゃり(その3)


えー、ぉぃくんがアマゾンで内装変速ハブINTER-8(型番SG-C6011-8R)を注文したのは記憶にあたらしい所ですが、その後続々と部品が届いてしまいました。
ローラーブレーキ(図1)、きっと何かの役に立ちそうなコモノセット(図2)、そして正式名不明かつ一生に一度使うかどうか変わらない様なスプロケ外し(図3)・・・もうワクワク感が抑えきれないっす(笑

ローラーブレーキ(図1)

コモノセット(図2)
 
スプロケ外し(正式名不明かつ一生に一度使うかどうかわからない) (図3)

更に、多段化の現実味を感じさせるシフトレバー(図4)
(後に大失敗だということが判明する)
シフトレバー(図4)
開封と同時にカチャカチャやりながらニンマリしたのは言うまでもありません。
ただし、このシフトレバーにはぉぃくんを陥れんとするプチ罠が・・・
それがこちら・・・普通は空き箱と左の商品固定用ダンボールは捨てますよね?
(図5)
取っておくという人は比較的少数派だと思います。
 でも、よく見てください。

(図6)

分かりにくいかな?
じゃもう少し拡大して
(図7)

あのワイヤーの端っこに留める金具(名前は知らない)がこんなところにセロテープでくっつけられてました。危うく箱ごと廃棄するところです(ー_ー;)
みなさんもシフトレバー購入の際にはお気をつけ遊ばせ。

※このシフトレバーは後に大失敗だということが判明しますが、それは後のお楽しみです。

さて、今回最もメインとなる内装変速ハブですが、実はまだ届きません。

7月1日に注文して発送予定が7月17日、到着予定が7月18日となっていたので、首を長くして待っておりましたが、発送予定日の7月17日、ゎくゎくと心躍らせつつ注文ページを開いてみたら、依然「7月17日頃発送」のままで「発送済」の文字はどこにも見当たりません。
しかも、そうこうしているうちに突然アクセスできなくなって404ノットなんたら・・・
で、 次にアクセスできるようになったときにはこの有様です。


(図8)
 発送予定日が大幅に遅延してるではないですか!
この調子だと下手すると7月末頃には、更に延期の危険性も。
仕方なく、納期が数日後くらいに明示されているところを探して、もしあればアマゾンはキャンセルしようという事に。

すぐに見つかりました。てか、こんなモノ売ってる店が限られてると言うか、「ちゃりんこ王国ヤフー!店」です。
納期は「△」、何のことかと説明を読むと「ご注文確定後、通常3~5営業日程度で発送手配となります。(メーカー取寄品)」との事。
で早速注文。

しかも、ソフトバンクてポイント5倍!やらなんやらで、Tポイントも使えて実質1割引に。
色はシルバーから黒に変わりますが、元々見た目なんて全く気にしないので問題なし。
アマゾンの方は当然キャンセルです。
最初からこっちにしとけば・・・・

2018年7月3日火曜日

ちゃり(その2)

最初にお詫びです。
内装変速機付きハブのオーバーロックナット寸法(=エンド幅)を132~135mmと豪語しておりましたが、INTER-3の資料を良く見ると120.4/126.8とありました(スラッシュの意味は不明)。
お詫びして訂正いたします。m(_,,_;)m

てか、キタカワチ・パスファインダー号(=マイチャリ)の元々の、あるがままの寸法がすでに127mmだったので、なにもわざわざ足曲げせずとも余裕で入ったわけです(爆
てか、120mmだとすると広げるどころか、むしろ狭めても良かったくらいではないですか(ー_ー;)
しかも「ぉぃくん足曲げフレーム」へとフォルムを変えた今、エンド幅は更にワイドに生まれ変わり推定137mmです。現状はナットで無理やり締め付けてるので、何事もないかの様に納まってますが、実際は当初計画の132mmを遥かに凌駕した状態で、その爆発的な弾性エネルギーを内に秘めており、ボルトを外した瞬間、びょ~んとエンドが飛び出すのは火を見るより明らかです。

何?この胸一杯のやっちまった感・・・何やってくれてるんすか、先日のオイラ・・・il||li _| ̄|○ il||li

しか~し!お茶目でゲンキンなぉぃくんはその僅か0.5秒後に気を取り直し、やがて方針転換することを決意します。
まず、受け入れがたい事を、事実として受け入れる事から始めます。平静の祈りです。【以下Wikiより抜粋】
神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。

初めに「変えることのできないものを静穏に受け入れる力」です。エンド幅が137mmになっちまった。これは事実です。時間を巻き戻すことはできません。よしんばできたとしても、世界線が狂い必ずどこかに歪みが生じて取り返しのつかない事態をも招きかねません。それが世界の選択です。エル・プサイ・コングルゥです。
また、「強引」という領域を許容すれば、再度縮められなくも無いが、いくらオーステナイト系のなまし鉄(←きめつけ)だとしても、一度塑性域に達した為にそれなりに耐久強度が低下しているのは確かで、再度逆方向に塑性変形させると、ますます強度が低下するのは明らかです。特に溶接部分に存在応力が集中している事は想像に難くありません。古い自転車を延命させるのが目的なのに、これでは本末転倒です。なので、エンド幅は変形後の状態からの弾性域内に保持する事にします。
 
次は「変えるべきものを変える勇気」です。答えは2つです。内装ハブにワッシャか何かを噛ましてオーバーロックナット寸法を見かけ上137mmとするか、オーバーロックナット寸法が137mmくらいのものに内装変速機自体を変更するかです。
ただし、我がキタカワチ・パスファインダー号にはフェンダーやらキャリアやらいろんなモノがエンドの外側に付いてます。内側にワッシャを入れて外側に出ているボルトの長さを犠牲にすると、キャリアが付かないと言う大惨事を招きかねず、本来ゴルフクラブを運ぶための改造がこれまた本末転倒です。

で、採用した案は後者・・・大英断です・・・ええ。
見事なまでの「えられないものと変えるべきものを区別する賢さ」ではありませんか。この事を以てコペルニクス的転回と言わずして、一体何をコペルニクス的転回と言うのでしょうか(←違う)。キタカワチ・パスファインダー号(=マイチャリ)多段化計画への情熱が不死鳥の如く蘇り、ぉぃくんの小さな胸の内側から沸き立つ情熱がふつふつと再燃しているのが分かります。

で、調べた所、現在のエンド幅である137mmに最も近いオーバーロックナット寸法(=O.L.D)の内装変速機はINTER-11で、135mmでほぼ理想に近い事実上のトップ・オブ・O.L.Dですがラインナップが全てディスクブレーキのため、我がキタカワチ・パスファインダー号につける場合はフレーム形状の都合(キャリパーを取り付けるボルト穴がない)で後輪ブレーキ無しになってしまいます。一時流行ったピスト径チャリの様におまわり様に捕まって、略式起訴の上、罰金6千円です。と言うか、そもそも人を轢き殺しかねません。 
次点は内装5段のINTER-5か同じく8段のINTER-8で共にO.L.D132mm。現状のエンド幅とは5mmの差ですが、ナットで締めたとしても、なんとなく弾性域内を保持できそうです。

よってINTER-5とINTER-8が最終選考に残った分けですが、同じエンド幅なら当然段数が多い方が楽しそうです。ただし、値段はINTER-5が約1万1千円、INTER-8は1万6千円でその差5千円。結構違います。
しかし、今後10年以上乗るつもりです。差額5千円÷10年÷365日≒1.37円/日です。
打ちっ放しのボールが一球7~8円で、毎回100球前後打つ事を考えると、一日1.37円なんぞ無視できる金額です。で、ここはあっさりINTER-8に決定しました。

さて、実際に購入して組むに当たり事前調査した結果、INTER-8はどれもキタカワチ・パスファインダー号(←マイチャリ)に今付いてるバンドブレーキには対応してない様で、ローラーブレーキと言うのに交換しなければならない様です。こちらはディスクブレーキと違って付け替えることは可能です。ただ、このローラーブレーキもいろいろあるようで、ビラビラのヒートシンクがこれ見よがしに付いたフィンを誇らしげに持つ5,000円以上もする如何にも止まりそうなフラッグシップモデルから、普通のフィン付き、よく見ないと分からないくらい小さいフィン付き、潔いフィンなしで1,600円まで様々です。
まあ、普段は頻繁にブレーキをかける様な走り方はしないので一番安いのでもいいのですが、そもそもの目的たる打ちっ放しは山麓にあり、帰りは結構下りが続くため、念のために小さいフィン付きに決めました。

で、今回最大の難関のスポークです。そもそも今回の企画は、スポークが折れたことに端を発します。しかし、スポーク長は計算が結構ややこしそうなのです(-_-;)
でも、とりあえずいろいろ検索してみたところ、非常に有り難いサイトを発見!作成者様に感謝♡


図1


計算に必要なINTRER8の各部寸法はメーカー資料から、有効リム径はコンベックスで適当に計測して571~2mm(図1)















  • スポーク本数36本(数えた)
  • PCD92.6mm
  • センターからフランジまでの距離は資料では「フランジ径」とあるが多分これがフランジ間距離で58.3mmなので1/2として27.55mm
  • ハブスポークの穴径は不明なのでとりあえず標準の2.5mmと仮定
  • リム内径は上記測定結果より約572mm
  • スポークの組み方はバッテンが3箇所あるので多分6本組
 これで計算するとスポーク長は266mmとなりました。しかし、こんなんで合ってるのか、甚だ自信はありませんが、とりあえずこれで強引に進めます ( ー`дー´)キリッ


あ、それとあと必要なのは工具です。スパナ、ドライバー類は一通りあります。チェーン切りや、一瞬ドキッとする名前のニップル回し(;´Д`)ハァハァも何故か持ってます。
で、これ以外に多分ギア(スプロケ?)を脱着する工具が要る様な気がします。

で、結局必要なものは多分、恐らく、きっと以下の様になるのではないか、と思います。まあ、思うだけですが・・・。
  1. シマノINTER8ハブ付き内装変速機本体 型番:SG-C6011-8R
  2. シマノINTER8用コモノセット 型番:SM-8S31
  3. シマノ後輪用ローラーブレーキ(冷却フィン付) 型番:BR-IM31RF
  4. シマノ右レバー用8段変速機 型番:SL-M310
  5. シフト用アウターケーブル ブランド不問
  6. スプロケ脱着工具 ブランド不問
  7. スポーク(長さ266mm・・・多分)

で、プライム会員になっているアマゾンで検索してみると、長さ266mmのスポークは何故か全て10本セットしかありません。ほしいのは36本なので中途半端・・・。そこで、スポークだけあさひの通販で買い、その他は全て片っ端からアマゾンの買い物かごにぶちこんで行きます。

アマゾンの合計23,442円、あさひのスポークが898円。
あさひは3,000円以上で送料無料なのでついでにぼろぼろにひび割れて、ところどころ中の繊維が見えてるタイヤを前後交換することにして更に2,462円。
締めて26,801円!

そこ!変速付きの結構いい新車が買えるとか言わない。



















 はい、ポチッとな













ほい、ポチッとな






あとは到着を待つばかり((o(´∀`)o))ワクワク

なお「知らない間に何か得体の知れない泥沼に足を踏み入れたのではないだろうか?」と言う気がしてならないのは、きっと気のせいでしょう。
つづく・・・

2018年7月2日月曜日

ちゃり(その1)

長年放置していたブログが有ったのを思い出しました。
ここです。

ブログの上に「しがないサラリーマンの日常系ブログ」などと書いてましたが、このブログを放置していた間に、なんと会社が倒産しました(爆
 で、今はその日暮らしの一介のフリーランサーでございます。ええ。
 「漢(おとこ)はその日の風で帆を上げるのよ。」などと嘯(うそぶ)いてみても、風のない日は帆が風をはらむことはありません。かと言って、いつ吹くとも知れない風をじっと待つのも性に合いません。で、そんな日は暇つぶしの趣味に勤しむのが一番です。

ただ、広く浅くあれこれ手を広げ過ぎていて、酒(呑む量)以外は殆どが人並み以下のお点前であります。先日もお客さんからゴルフに誘われたのですが、かれこれ10年以上クラブを握っておらず、またスコアも例に漏れず人並みを遥かに超越(?)した140前後だったのを薄っすらと覚えています。えっへん。

で、誘いを受諾しても迷惑をかけるだけなので、せめて練習してからと思ってその場は断り、上に書いた意味での「風の無い日」に足繁く打ちっ放しに通う日々が続いております。


当初はマイカーで通っておりましたが、ガソリン代も馬鹿にならず、意を決して「マイチャリ」、通称「キタカワチ・パスファインダー号」で通うことにしました。まあこの年になって体力増強もないのですが、体力保持にはなりそうですし。
因みに、いわゆるママチャリです。

ただ、問題はクラブをどう乗せるかです。流石にでかいキャディーバッグは無理です。
そこで、クラブを何本かだけピックアップしてソフトケースに入れてみました。これならキタカワチ・パスファインダー号にも括り付けられそうな気がします。

で・・・
クラブをソフトケースに入れてみた

早速やってみました。しっくり来てます。なかなかオシャレです。隠しても隠しきれないハイソサエティなセンスがお分かりになるかと存じます。
打ちっ放しの駐車場のベンツやらアウディーやらレクサスやらたまにポルシェやらの中を、まるで白鳥が湖面を滑るかの如く横切る姿は圧巻でしょう。
クラブを入れたソフトケースをマイチャリにくくりつけてみた



でも、このままだと歩道の段差などで、徐々に、だんだん、そして不可逆的に、つまりどんどんずり落ちてきそうです。
そこでこんなものをくっつけてみました。



 


黒くて太いやつだ。ぴったりです。思った通りだ。(byスネークマンショー)
クラブを入れたソフトケースをマイチャリに括り付けるための黒い棒を取り付けてみた
前述の通り会社に行く必要が無い、、、と言うか行く会社が無いので、平日のまっ昼間っから平日料金でしかも比較的空いている時間帯が狙えます(その代わり夜は仕事で半分徹夜)。そんな調子で、かれこれ1ヶ月ほど週3ペースで打ちっ放しに通っておりますが一向に上達する気配は御座いません。打つ度にフックしたりスライスしたり、とにかく正規分布になりません。見事な程の一様分布です。しかし、それでもいつかは120を切ろうと足繁く通っております。

で、打ちっ放しは山麓にあるのですが、麓とは言え平地からは標高差50m程度あります。しかも登り一本調子ではなく、登りと下りを何度か繰り返す起伏の激しいコース(ゴルフ場ではなく)で、最後は道路から駐車場までが約15度(推定)の心臓破りの坂です。

そんなまるで箱根駅伝のような過酷さに対して、我がキタカワチ・パスファインダー号は30年以上前のママチャリ、相当くたびれております。思わず「よく頑張ってるよなぁ・・・」などとつぶやいたりしてみます。
これらの条件から自然と導き出される、まるで死亡フラグの様な、起こるべくして起きたのがスポークの破断です。
リアのスポークが折れている


でスポークを交換しようとあれこれ調べたのですが、どうやらスポークの長さを計測しなければならないようです。・・・結構面倒です。

天の声が聞こえて来たのは、丁度そんな時でした。
「どうせスポーク長を割り出すなら、ハブごと変速付きに交換するが吉ぢゃ、ぢゃ、ぢゃ、・・ゃ」
そうです。打ちっ放しまでの登り、スポークの破断、 古いママチャリ、これら全てを満足する連立方程式の解は「このオンリーワンスピードチャリに変速機を付けよ」とのミッションに他なりません。
条件は、
1.結構雨ざらしになる過酷な保管状況でも錆びない
2.登りは今より軽く、下りは今よりペダルゆっくり
3.段差でもチェーンが外れにくい
4.安い
5.壊れにくい
6.上りの途中で「ぐはっ」て思ってからでも変速できる
8.電動ユニットは邪道
で、候補に上がったのがこれです。
シマノNEXUS3。
いわゆる内装3段、ママチャリの少し高級なやつに良く付いてるアレです。


で、早速どの様に取り付けるのかググってみました。そして問題点が1点。それはエンド幅と呼ばれるこの寸法です。

普通のママチャリは120mm前後、ところが変速機を付ける場合は132~135mmくらい必要な様で15mmも差があります。
しかもキタカワチ・パスファインダー号は古い無断変速。きっともっと狭いに違いない。

いろんなモノが邪魔できちんと測れませんでしたが、コンベックスで無理やり計ってみると110mmくらいしか無いようにも見えます。
エンド幅が足りない?


ただ、不確実な前提からは正しい結論は導き出せません。そこで意を決して後輪を外してノギスで計ってみる事に
で結果的には127mmありました。思っていたより広い!
これなら5mm広げるだけで、とりあえず小さいサイズならなんとか入りそうです。
しかも5mmくらいなら手で曲げられそうな気がしないでもありません。
タイヤを外して図ってみる







ただ、それもやってみないと分かりません。フレームの細さからするとなんとかできそうな気はします。ただ、両手でやるとカメラが持てないので左足と左手で広げてみました。
差詰め「ぉぃくん足曲げフレーム」です(謎
足と手で広げてみた









その結果・・・なんとも簡単に広がりまし
た。ただ、左足と左手では微妙な力加減ができず、ちょっと広げすぎた感があります。ノギスを132mmに合わせて当ててみると5mm以上の余裕(?)ができてしまいました。まあ、チャリのフレームは多分オーステナイト(≒なまし鉄)です。マルテンサイト(≒焼入れ鋼)は使わないだろうと高を括りつつ、何事も無かったかの様に無理やりナットを締めて元に戻したフリをする、ちょっぴりおちゃめなぉぃくんでした。

つづく・・・
広げすぎた・・・^^;