今まではマザボ上の電源スイッチを使ってオンオフしていたが、健全なパソコンであればこれは筐体の中、常時使うスイッチはやはりこれとは別に外部(?)に設けるべきである。リセットスイッチも然り。で、とりあえず電子パーツ店で一番安いスイッチを買う事にした。
スイッチの次は電源ランプとアクセスランプ。
電源ランプは赤、アクセスランプは電源ユニットに合わせて青色にしよう。
もちろんLEDで、青は約3.7Vで20mA以下(高輝度タイプなので10mAでも十分明るいとの記載あり)、赤は約2Vで20mA以下、マザボはテスターで計ったら5Vだったので、LEDと直列に抵抗を入れる。
さて、何オームだろう?
何を隠そう、電気も全く素人で、おまけに中学の理科なんて、太古の昔に忘れている。
使えそうな知識はE=IRと、抵抗の直列は足し算、電流は回路全体を通して一定くらいだ。
ただ少し考えると、抵抗が大きいほど電圧が下がって、抵抗がいくつかある場合はこの差を全部足せば元の電圧になるのだから、その抵抗が下げる電圧が元の電圧の中に占める割合は、全抵抗の中のその抵抗の占める割合と同じくらいぢゃまいか?と想像できる。
ここで、青は5Vの内3.7VがLEDの取り分(?)なので残り1.3V分の抵抗で、電流は回路中のどこでも同じ10mAなので、1.3/0.01=130Ω。
赤は5Vの内2VがLEDの取り分(?)なので残り3V分の抵抗で、電流は赤は20mA以下との事なので3/0.02=150Ωだと言うことに
決めた。
これでも、根拠のないヤマ勘と度胸を自由自在に操る能力だけは育んできたつもりだ。繋げば分かるだろう、ということで仕入れてみた。
はんだ付けしてから失敗しては面倒なので、とりあえずこれで点灯するかどうか確認。面倒なことに関してはチキンハートである。
何はともあれ無事点灯(写真撮り忘れ)。
ほら、根拠のないヤマ勘が当たった。
たとえ計算が間違っていたとしても、煌々と輝く(写真撮り忘れ)LEDと言う名の事実の前には取るに足りないことであった。
で、本制作したのがこちら。
再度点灯!パチパチパチパチ・・・
「ヒートシンクのあるものは発熱するのだろう。」と言う非常に理にかなった推測に基づいて、適当にファンも散りばめておく。
お次は、筐体のあるパソコンで言うところのフロントパネルだ。
マザボの端子はUSBとスピーカー&マイクが挿せるようになっている。 ケーブルは元々付いていたので、端子の付いた基盤のみ仕入れてみた。
さて、ここでまだ何も接続されていない端子を見つけた。マザボの一番奥、オンボードのスイッチ類のすぐ横にあり「SPDIF OUT」と書いてある。「私気になります!」である。とりあえず
マザボにある端子は全て使えるようにしたい。
で、調べてみると、どうやらオーディオ関係の周辺機器を光ケーブルで接続するための端子のようだ。
ただしコレ自体が光るのではなく、恐らくここに何かを付けて光らせる必要があるみたいだ。
さらにぐぐってみると・・・あった。
こいつである。
早速仕入れて作る事にする。
一応説明書に作り方が書いてあるので、その通りの部品を買ってその通りに作ればOKだ。まあ、半田くらいはやったことがあるので・・・
はい、できた。
早速立ち上げてみると・・・何やら光って見える。とりあえず機能してそうだが、これにつなぐ何かを私は持ち合わせていない・・・ どうやって使うのかは謎のまま放置だ。
とりあえずその他の端子にも付きそうなものを全て取り寄せてつないでみた。
ついでに、カッティングマットの上に置きっぱなしだったマザボを、本棚に設置してみた。マザボの下にはダンボールを敷いてクッション兼絶縁台に、気持ちだけ対応させたつもりだ。
ただ、この様な状態では前回取り付けたグラボはしっかりとは固定できず、事故の元なので一旦外しておく。
電源やらリセットスイッチ、スピーカーはケーブルだけでぶら下がっていたものを、棚の縦材に養生テープで
固定(本留め)している。
しかし電源スイッチのLEDが眩し過ぎる。目がやられそうである。
上の計算の電流が最大値だからか?
でもカタログには何アンペア流れると何ルクス(カンデラ?)などとは載っておらず、抵抗を変えていろいろやってみないと明るさの程度は分からない。
ただ、抵抗をいちいち変えて確認するのも面倒なので、ボリュームを付けてみた。音量ではなく光量調整用だ。
これで、目に優しい明るさに自分で調整できる。
なお、ホコリ等が心配なので、とりあえず百均でこんなものを買ってかぶせることにした。
とりあえず、これで何かが繋がりそうな端子には全てつないだ。溢れんばかりの
やってやった感である。
ただ悦に浸ってばかりはいられない。次はグラボやらの拡張カード類を一刻も早く取り付けたいところだ。やはり、安全確実に取り付けるためには、筐体なるモノが手っ取り早いのだろうか。ぃゃぃゃ、そもそもお
金をケチって筐体を買っていないので、それでは本末転倒である。ここで挫折するわけには行かない。初心忘るべからず・・・。
さて、 話は少しそれるが、ここで
ななみたんキーボードの絵について言及しよう。
当初、そういう絵の描かれたキーボードカバーだとばかり思っていたが、カバーを剥がしてみると・・・なんと
キーボードに直接プリントされているではないか。
いや、それだけの事なのだが、カバーという
安易なやっつけに逃げず正攻法で来るところが、さすがマイクロソフト公認企画である。
名付けて「ダイレクトペイント方式」!
えー、閑話休題、 拡張カード類の固定に話を戻そう。
拡張カードは通常金属の部分の突起を溝にはめて、反対側を小さいボルトで止めるシステムになっている。ところが現状は突起を固定する溝もなければ、ボルトを止める枠もない。
で、とりあえず突起だけでも固定できないかと考えたのがこちら。突起を
木の板2枚で挟撃して養生テープで確実に逃げ場を奪う方式だ。まるでかまぼこ板で挟んででもいるかの様で、
風流ささえ感じるではないか。
仮に「ウッドプレス方式」とでも呼んでおこう。
まあ、
やっつけ加減の酷さからすると、
ななみたんキーボードのダイレクトペイント方式に甚(はなは)だ悖(もと)る行為だが、こちらはMS公認ではないので問題ない。
ただ、これではUSBやらのソケット類は固定できても、本来の目的であるグラボやサウンドカードの固定には役者不足(役不足?)だ。かと言ってこのかまぼこ板をマザボにボンドでくっつけるほど無粋なことは、私の中途半端な美意識が邪魔をして、できそうにない。
マザボとかまぼこ板を共通の何かに固定すればいいのだろうが、その何かに丁度良い手頃なモノが見当たらない。
ただ、無ければ作るのがDIYの真髄である。この「ウッディープレス方式」の10年先(推定)を行くくらいの新方式を考えようではないか。
で、考えた末に出た結論は、これにピッタリの
簀子(すのこ)を自作するという事である。
「簀子(すのこ) 共通基礎安定方式」とでも銘打とう。簀子の上にマザボ、かまぼこ板、そしてボルトを留める枠を設置するのである。
つづく。。。