2013年4月9日火曜日

パソコン弐号機購入(その7)

次はいよいよ火入れである、などと豪語してみたものの、ここである事が気になりだした。
ノンケ(ノンケースの略)方針でここまで進めてきたが、もしかするとケースにはアースという役割もあるのではなかろうか。いわゆる「筐体アース」である・・・まあ正直その辺り専門ではないので良く分かってはいないが、自動車やバイクなどでは車体がアースになっていて、電気回路の一部を担っていることくらいは知っている。


確認のためマザボをよく見ると筐体に止めるボルト穴を取り巻く様に、接点らしき物が並んでいる。他のボルト穴も全て同様である。と言うことは、やはり筐体がアースとして回路の一翼を担っていると考えるのが自然である。








確認のために、二つのボルト穴間で導通テストをしてみると、案の定、電気的につながっている。
念の為にすべてのボルト穴についてやってみたところ、やはり全部つながっていた。
これは明らかに「ケースのない奴は、ちゃんと自分でこいつを接地するんだぞ。」と言う隠された暗号に他ならない。いやむしろマザボから直接頭の中に語りかけてくるメッセージの様にさえ感じられる。
と言うことはだ、それがどのような役割を担っているかを詮索するより、何も考えずに先ずこれを接地するのがジサッカー(自作する人を意味する脳内造語)としてのたしなみなのではなかろうか。ほら、あれだ、「考えるな、感じるのだ!」ってやつだ。

取り急ぎ、緊急避難的に長いボルトをおっ立てて、家の裏から引き込んでいるアース線をつないでみた・・・ご覧の通りそこはかとなくだが、これがマザボからのメッセージに対する俺なりの答えだ。



「実はこのボルトが不導体だった」と言う、茶番を演じてしまわないように、念の為にここも導通テスト・・・OK。

ここで、先ほどマザボからの強い力によって停止させられた思考が、まるでその暗示が解けたかのように再び動き始めた。なぜ筐体にアースを取らなければならないか、という疑問が頭をもたげて来たのだ。恐らくはSSDやらHDDやらの内部パーツは、筐体に固定するボルトを通してアースをとっているのだろう、と言う程度の予測はつく。


ただ、もしそうならばケースの無い今、パーツのボルト穴を何らかの方法で接地させる必要があるのではないか。

ところで、最近は樹脂製のケースも売っている。では、それらはどのようにしてパーツのアースをマザボまで接続させているのか。もしかするとケーブルの中のどれかがアース線なのではないか。昔のプリンターケーブルのコネクターの外側の金属部分がアースだということを、俺はある経験(50Vのプチ感電)を通して知っている。




 で、確認のために導通テストをしてみると、案の定、ケーブルのコネクターの外側の金属部分とマザボのアースとは導通がある。

因みに拡張スロットの金属の蓋?も然りだ。明示的にはマザボとはケーブルのみでつながっていて、金属部分はマザボには触れていないにも拘わらず導通がある。
この事実は、ケーブルを繋いだだけでアースがとれている可能性が非常に高いと言う事を示唆している。

ということで、他のパーツでも確かめることにした。
ケーブルを接続して、パーツの本来ケースに接するであろう部分と、マザボにおっ立てたアース用ボルト間で導通テストをしてみた・・・やはりしっかりとつながっている。
SSDのボルト穴も、少し抵抗値があるが問題はなさそうだ。
そう、少なくとも俺の手元にあるパーツ類はケーブルをつなぐだけで、ことごとくアースにつながる・・・何もかもが思った通りだ。


と言うことは、木製や樹脂製のケースでも全く構わないし、当プロジェクトの方針のようにケースなしでも全然問題ないということではないか。

これでやっと心置きなく火入れができるというものだ。


ァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、